【教員紹介】高橋真先生
2021/08/12
自己紹介
尚絅学院大学教授の髙橋 真(たかはし しん)です。本学では、「現代社会論」、「経済学」、「経済政策」、「制度経済学」などの経済学関連科目を中心に、経済学の授業を担当しています。「金儲けの学問」や「お金の話」という経済学に対する誤解を取り払うことから、授業を始めています。経済学を学ぶことで、「なぜ、そうなるのか」という問いに対して、自分で論理的に考えてその答えを導き出せるような力を少しでも養ってもらえればと考えて授業を行っています。
研究・専門分野
経済学の歴史の中で、19世紀末にアメリカで誕生した制度派経済学(制度学派)の歴史や思想や理論内容について、研究しています。特に、第2次世界大戦後の制度派経済学の歴史動向と理論展開と政策論を整理しています。自由競争的な市場経済の資本主義の制度的な解明とその問題の政策的な対応について制度派経済学の視点から考察を行っています。経済学の教科書ではあまり取り上げられない経済学ですが、現実の理解と解明には有意義な経済学の一つです。
学生へのメッセージ
高校までは、自分が学ぶ内容を自分以外の人(例えば、国)から決められていてそれを学ぶ、という学びでした。しかし、大学は学ぶ内容を自分で選択できることに気づいてください。自分が「面白いこと」や「興味があること」に集中して学べる機会があります。自分で「学ぶ対象」を探して、学ぶことの「面白さ」や「楽しさ」をより多く体験してください。そしてその過程で「より多くの本を読む」ことを習慣づけてください。「多読が学びの決め手」になります。