人文社会学類では、幅広い領域の授業を用意していますが、それらを「自分のものにする」には社会や人間を研究するための基礎的な考え方を身につけることが必須です。
それは「覚える」のではなく、自分の「体の一部になる」ようにしっかりと身につけましょう。
公共の問題とその解決策の手がかりを考える授業です
現代社会領域 公共政策論
世の中には個人の力だけで解決できない問題がたくさんあります。この授業では現代社会領域での学びを深め、公共政策論の基礎を学びながら現代社会が抱えている問題とその解決策の方向性を考えることを通して自ら考える力を養います。
「社会調査実習」を通じて地域の復興を支援する
現代社会領域 社会調査実習
「社会調査実習」では、震災で甚大な被害を受けた名取・閖上の活性化のために、調査を通じて名取・閖上の文化を発掘し、それを資源とした名取・閖上への旅を企画・実施してきました。交流人口を増加させ、復興に貢献することを試みています。
消費者問題の予防と解決へ法律を学ぶ
現代社会領域 消費者法
消費者契約法、特定商取引法等の各種特別法と、私法の一般法である民法が、私たちの日常生活にどのように関わっているかを理解した上で、消費者問題の予防と解決のための法的枠組みを学んでいきます。
経済行動は、法、習慣制度と関わっている
現代社会領域 制度経済学
制度経済学は、私たちがモノを購入したり、生産したりする行動(経済行動)は私たちが生活している社会の制度によって制約を受けている、という視点から出発します。法や習慣や制度がどのように経済と関係しているのかを知る経済学です。
「少子高齢化」がもたらす社会問題について考えます
現代社会領域 少子高齢社会論
現代日本社会においては、これまで人類が経験したことがない「少子高齢化」が進行しています。「少子高齢化」が生じた背景と今日的な特徴、少子高齢社会が直面する問題を理解し、解決のための手がかりを得るための授業です。
地域産業の相互関係を具体的に測る
地域実践領域 地域産業論
地域産業の姿をオープンデータから分析し、課題を見出し解決策を提示する力をつけます。
実務家教員と一緒に観光による街づくりを考える
地域実践領域 観光まちづくり演習
本演習では、前半は文献調査を通じて、東北地方の観光資源・観光産業の現状や課題を調べ、後半は実務家教員と一緒にフィールドワークを通じて、観光による街づくりおよび地域活性化の具体策について考えます。
消費者の心を探り、企業による価値創造のパターンを学ぶ
地域実践領域 マーケティング論
企業のマーケティング活動は、対象である市場、消費者の変化に対応して戦略を展開していくことです。消費者のニーズの変化を読み取り、最適な戦略を構築し、価値を創造するビジネスモデルについて学びます。
激動する現代に生きる企業の戦略を考える
地域実践領域 経営戦略論
企業は経営環境の変化に応じて企業の行動を変更し、機敏に行動しなければなりません。その時々の経営条件に対応した戦略が必要になります。事業の選択と集中、競争優位性の構築などについて考えていきます。
東北に求められるスポーツ力を考える
地域実践領域 地域スポーツ論
地域が抱える社会問題に対して、スポーツ(運動)活動がもたらす効果についてその仕組みを学びます。また、総合型地域スポーツクラブの運営を理解し関わる(ボランティア)、スポーツイベントを企画し発表します。
社会調査などで必要なICT活用技能を修得
地域実践領域 情報収集・分析
社会調査などで必要となる統計学の基礎知識とデータの扱い方について、実際にコンピュータを使って体験的に理解できるようにします。情報収集・分析の各過程でコンピュータを適切に活用するための基本的知識と技能を身につけることができます。
都市と環境を、知り、磨き、未来へつなげよう
共生環境領域 都市環境計画論
私たちはなぜ都市をつくってきたのでしょうか。都市の繁栄と衰退の歴史から都市デザインの知恵とルールを身につけ、近年の地球環境や都市環境の様々な問題とそのメカニズムを学ぶことで魅力的な未来都市をデザインする力を養います。
こうあったらいいな! 課題解決と提案の思考を身につける
共生環境領域 デザイン思考論
生活や都市環境がこうあったらいいな! 課題をどう解決? その可能性を広げ創造的な提案をするのがデザインです。人に寄り添い、弱者にも公平なユニバーサルデザイン、地域資源を生かすクラフトやコミュニティデザインなど、将来役立つデザイン思考を学びます。
生活に必要なエネルギーの今後を考える
共生環境領域 地域エネルギー論
東日本大震災の時に起きた福島第一原子力発電所の事故により、我が国のエネルギー政策には様々な問題が発生しています。そこで、身近なエネルギーがどのように生み出され、今後どのように変化していくかを考えます。
開かれた心と深い共感力を育む
国際文化領域 国際人権平和学
メリー・D・ジェッシー尚絅短大初代学長は1922年に「科学としての平和学」を提唱しました。本科目は国際人権の歴史・制度・思想を踏まえて、平和について対話型形式で主体的に深く学ぶことができる本学ならではのユニークな授業です。
外国で暮らす少数民族の生活から共生について考えます
国際文化領域 ディアスポラ学
外国に少数民族として暮らす居住形態をディアスポラ(離散)と言います。ディアスポラの民には、独自の文化を保ちつつホスト国とうまく折り合いをつけていく知恵があります。世界や日本で暮らす彼らの生き方から平和と共生について考えます。
教養としての人権 法としての人権を学ぶ
国際文化領域 国際人権論
人権は今日、すべての政府、国際機関、企業が守るべき世界共通の道徳・法規範と考えられています。この授業では、これから実社会に出ていく皆さんに必要不可欠な人権の基礎知識を、国際的な映像資料等を活用した参加型学習により学んでいきます。
本や雑誌をめぐる文化の現在についての理解を深めます
メディア表現領域 出版文化論
現在、出版を取り巻く状況は大きな転換点にあります。この授業では、本や雑誌をめぐる文化の現在について、出版産業のしくみ、書店や図書館はどのような存在か、読書の意味、電子書籍やネット書店の影響という視点から学び、理解を深めます。
動画時代に対応する映像表現力を身につける
メディア表現領域 視覚表現演習
各自が「30秒CM」の制作を行うことで、映像制作の基本的なプロセスを身につけます。課題となる商品のセールスポイントを見つけ、基礎的な撮影・編集の方法を用いて、それを映像でどのように見せていくかを実践的に学びます。
マンガから表現を学ぶ!
メディア表現領域 マンガ・コミック研究
マンガは何を表現し、何を表現しないのか。マンガによって表現されるものは、時代、社会的背景、ジャンルなどによってどのように異なるのか。実際に出版された作品に触れながら、マンガを「表現」という視点から考えます。
Jポップの歌詞を読み解き、語る。
メディア表現領域 プレゼンテーション演習
ふだん何気なく耳にしているJポップ。歌詞をじっくり味わって、その魅力をプレゼンしてみませんか。日本語力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力。楽しみながら、就職に役立つ力が身につく実践的な授業です。
文化が流通する具体的なしくみを学ぶ
メディア表現領域 コンテンツ産業論
映画やアニメといった様々な事象を検証しながら、日本型コンテンツ産業の特徴や現状を考察し、その将来を展望します。メディア環境の激変がコンテンツ産業に何をもたらしているのか、その本質を理解できるようになることが授業のねらいです。
学問の現在を一言でいえば「越境」の時代
領域共通 人文学入門
人文系学問には、哲学・倫理学・神学・宗教学・文化人類学、文芸研究、言語学、英語学、教育学等があり、社会科学系学問には社会学・経済学・法学・政治学等があります。これら全ての「根本にあるもの」を学んでいきます。
個々の学問における人間学的視点の大切さ
領域共通 人間学入門
人間学という学問の呼称は近世に始まりますが、それ以前にも人間についての探究は古代からなされています。現代の個別諸科学における人間学的視点の大切さを理解し、人間をより総合的に、より全体的に解明しようとする人間学の特徴を理解していきます。
自分の身の回りにある世界が、新しい姿で見えますか
領域共通 社会学入門
この授業は、人文社会学群の学生が基礎的に身につける社会学的な発想法を学びます。自分の日々の生活や自分が生きている地域社会や世界が、「新しい視点」から見つめなおし、「新しい姿」が見えるようになる、そんな力を身につけられれば「合格」です。
異文化を学び、人間を知る。「当たり前」を疑おう!
領域共通 文化人類学
文化人類学の学説史と基本的思考方法を提示します。また、日本で学生生活を送っている受講者に身近な事例と、あまりなじみのない異文化の映像などを使って人間と文化人類学への理解を深めます。
人間存在の本質とその生き方を考える
領域共通 倫理学
難破した船は、繫留されるべき港を探し求めます。ただ、それがどこにあるのか分かりません。ただ波に身をゆだね、その中で舵を取らなければならないのです。自らの羅針盤を見つけること−授業を通して、ひとり一人が、この課題の答えを探していくことになります。
職業キャリアへの第一歩を踏み出す!
領域共通 キャリアデザインⅠ
日本の雇用システムの特徴や雇用状況を認識した上で、職業と人生、自分の生き方について真剣に考えます。そして、卒業後の職業キャリアの目標を設定し、その実現に向けて大学生活の中でどのように学習し行動していくのかをプランニングします。