育成する人材像
人間という存在についての深い洞察とグローバルな視点をもって、世界において、日本において、東北において、多様な個性を持った人々の共生を可能にする社会形成に積極的に参与していく人材を育成します。
学びの特徴
人間を学ぶ
古今東西の文献を通して古代から現代にいたる人間の思想と世界の様々な地域の歴史を学びます。古代人も現代人も人間として共通する問題を抱えていましたが、その問題に向き合う考え方は地域によって様々でした。人間の普遍性と多様性について広く深く学びます。
異文化を学ぶ・自文化を知る
日本と関係の深い東アジアや欧米だけでなく、東南アジアや中東、アフリカやラテン・アメリカについても幅広く学びます。そして英語、中国語、韓国語に加え、古典ギリシャ語や現代ヘブライ語などの言語を学ぶ機会もあります。異文化理解を通して自文化を振り返ります。
学外フィールドワークで学ぶ
中国、韓国、アメリカ、オーストラリアなどへの短期・長期の学びの機会が用意されています。また国内にも様々な外国出身者のコミュニティーがあり、そうした人たちと触れ合う機会を設けます。フィールドワークを通して体験的に異文化・外国語の理解を深めます。
尊重なき理解は思い込みに過ぎない!
呉 正培 准教授
- 専門領域
- 外国語教育、日韓の相互認識
- 担当授業科目
- 外国語としての日本語、実践韓国語会話Ⅲ・Ⅳ、多文化社会演習A・B
- ゼミのテーマ
- 背景の異なる人とコミュニケーションを行う際にどのような誤解が生じうるのか、またそれを克服するためにはどのような態度や能力が必要なのか、考えてみましょう。
背景の異なる人とのコミュニケーションでは相手の背景を知る努力も必要ですが、自分の背景を伝える力も重要です。自文化は異文化に触れてはじめて客観的に認識できます。国際文化領域での学びで多様な文化を体感し、自分(自文化)を客観的に捉える力を磨きませんか。
おススメ授業科目 Pick Up
外国語としての日本語
日本語の言語としての独特の性格を分析し、日本語の言い方や書き方についての背景知識を学びます。
東アジア文化論
日韓比較の調べ学習を通して、韓国を理解するための知識と、日本を客観的に捉える視点を身につけます。
多文化社会演習A・B
中国・韓国での海外実習(調査・交流)を通して、視野を広げ、グローバルな時代に生きる力を育みます。
「国際」は海外にある!?「国際」は国内に、東北に、仙台にあった!!
上村 静 教授
「国際」と言えば海外にある、それは間違いではありません。けれども、街中でも学内でも、外国にルーツを持つ人たちと出会う機会はたくさんあります。日本も東北も仙台も名取も「国際」の一部なのです。多様な異文化に触れることで、自文化についても見つめなおしてみましょう。
おススメ授業科目 Pick Up
民族学
「民族誌」を読んで世界の様々な文化・社会のあり方を学ぶとともに、日本のあり方を振り返る。
ディアスポラ学
異郷に暮らす人々の苦難と知恵を通して、多様な人々との共生の在り方について考える。
異文化フィールドワーク
在仙外国人へのインタビューを通して、自分が「国際」の中にあることを学ぶ。