【授業紹介】英米文学演習A（小原俊文先生）
2021/07/08
英米文学演習Aとはどんな授業？
授業のようす
英米文学全般を扱うにはあまりにも、範囲が広いため、この授業では英米の推理小説に限定して、その歴史的発展、推理小説の定義、いろいろな特徴を学んでいきます。そのうえで、今はアメリカからエドガー・アラン・ポーの「盗まれた手紙」イギリスからはコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズの冒険」からの2編を英語テキストを参照しながら、日本語で解説しています。
具体的には何を学ぶのか？
推理小説という一つの分野に限定して、その歴史、方法、具体的な作品の読み込みを行っています。一般に小説としては英米、フランス、ドイツを中心に、日本でも発展しました。国民が法律にある程度の信頼を抱いている国で発展した、と考えらています。英米の代表的な作品を比較することで、英語圏ではありながら、多くの違いがあることに気づくのが面白い点です。
皆さんに解いてほしい謎
推理小説に限らず、英語で書かれた小説は、英語で読むのがもっとも味わいの深いものです。ただし、単独ではなかなか読めませんので、この授業を利用してください。小説というものが、どのように作られているのかを考えてみましょう。またなぜ推理小説は、法律が尊重される社会で発展したのでしょう。さらに推理小説は、何を共通のテーマにしているのでしょう。皆さんと一緒に授業で考えてみたいと思います。