尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】「地域づくり論」丸森町筆甫フィールドワーク

2025/06/15

地域づくり論の目玉授業の一つ
それが地域づくりの現場で行うフィールドワークです。
今年も6月14日(土)に、小規模多機能自治に取り組む宮城県丸森町筆甫地区で行いました。

当日は、あいにく小雨まじりの天候

ただ、例年30℃超えの猛暑の中で実施していたことを考えれば、涼しくて却って良かったのかもしれません。

こうした状況の中で、学生たちは地域内を巡り、地域づくりの実践者たちから様々なお話をお聞きしました。


今年のゲストスピーカーは4人

一般社団法人筆甫地区振興連絡協議会・吉澤 武志さん

古民家宿まるもりオーナー・中村真悟さん

丸森町集落支援員・小澤彩香さん

ふでいち(地域内唯一の店舗)の事業関係者・酒井秀治さん


当日は、3つのグループに分かれて、各ゲストスピーカーの活動拠点を巡り、お話をお聞きしました。

 

最後に、筆甫まちづくりセンターに戻ってのふり返りタイム

 

・地区内での結束力が高いが、逆にそれが衰退に繋がっているのではないか。

・移動販売に労力をかけているが、店舗販売にも力を入れるべきではないか。

・地域内のつながりを大事にしているが、現状を変えていくためには、外とのつながりをもっとつくるべきではないか。

 

これらの意見が、学生から発表されました。


この授業が始まった頃には500人だった人口

それから5年が経ち人口は400人余りにまで減少しました。

こうした現状の中で様々な活動に取り組む筆甫の皆さんから、たくさんのお話をお聞きしました。

次回の授業では、学生たちが感じてきた筆甫地区の課題を整理し、その課題を解決するための方法をグループで考え、模造紙にまとめます。

どんなアイデアが生まれるのか。

今から楽しみです。