【人文社会学類】中山間地域との農業体験を通じた交流 その2(棚田で収穫) 大川ゼミ
2024/10/19
人文社会学類 大川ゼミでは2021年度から継続して、宮城県北部の栗原市若柳蓬田地区との連携をおこなっています。
若柳蓬田 中山間地集落協定
「若柳蓬田中山間地集落協定」は、中山間農地において集落機能が低下する中、伊豆沼に隣接した斜面に広がる棚田を地域資源と考え、国の多面的機能直接支払制度を活用し、棚田およびその周辺環境の保全活動を行っている地域協定組織になっています。
また令和5年12月より指定棚田振興法に基づく指定棚田地域となりました。
棚田風景
手刈りで稲の収穫
9月28日には、5月に稲の手植えを行った棚田を再訪しました。
現在ではコンバインなどの機械で収穫,脱穀が当たり前となっている中、稲の手刈りを体験しました。
鎌の使い方や刈った稲の束ね方を丁寧に教えていただきました。
稲刈り体験
刈り取った稲を天日干し/ほんにょ(棒架け)
今回は、刈り取り束ねた稲を天日干しする経験もさせていただきました。
一本の棒に稲束を互い違いにかけていく「ほんにょ(穂仁王・穂鳰)」は、稲架掛けが当たり前だった私(大川)が宮城に移住してきて初めて知ったものです。
栗原市のキャラクター「ねじりほんにょ」にもなっています。
田植えの様子が5月にテレビ放送されていたのですが、追加取材の後、再編集されたものが前日放映されていました。
ほんにょ 架け
棚田でサツマイモ・エダマメの収穫
翌週10月6日にはゼミ生と再度訪問し、エダマメ、サツマイモの収穫を体験しました。
収穫したサツマイモは、洗浄・乾燥した後に後日、大学祭「尚志祭」で販売しました。
サツマイモ収穫