尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【健康栄養学類】×【人文社会学類】料理写真の撮り方講座2024

2024/07/09

2024年6月13日、昨年度好評だった写真の撮り方講座を今年度も実施しました。今年度は人文社会学類の学生さんも参加いただけるということで、会場は景色のよい3階の実習室にバージョンアップ!実りある時間となりました。

※料理写真はすべて参加学生から提供いただいたスマホで撮影した写真です。

ライティングを工夫すればチルドハンバーグとは思えない出来に

ライティングを工夫すればチルドハンバーグとは思えない出来に

今年度は健康栄養学類と人文社会学類の四年生合わせて20名ほどが参加してくれました。
まずは人文社会学類で芸術学を指導されている廣瀬先生より、構図やライティングの説明がありました。素敵な写真には何を取りたいかのイメージが重要ですね。
その後、準備した食材を使って写真撮影開始!
去年の反省から食材の他にランチマットや造花などアイテムをそろえました。実習助手さんのご厚意で、健康栄養学類にあったいろいろな食器等も貸していただきました。学生さんたちには、自らの感性でレイアウトから工夫してもらいました。

素敵な和食器は健康栄養学類所蔵品です

素敵な和食器は健康栄養学類所蔵品です

料理写真はライティングが重要なようです。廣瀬先生に持参いただいたハンディで強力なライトが威力を発揮しました。冷凍サバの焼き物も、ツヤツヤの仕上がりに。

ライトがサバの艶感を演出します。

ライトがサバの艶感を演出します。

途中、別の講義で来校していた卒業生のプロの写真家の方にも飛び入りで参加いただきライティングと構図のコツを教えていただきました。


下がその時の作品です。左の調整前も、講座の知識をいかして『半逆光』でとった、雰囲気のよい写真となっています。
ここから調整したのが右の写真です。撮影した学生さんによると下記のような違いがあるそうです。

構図を調整してスポンジケーキの気泡があえて目立つように配置しました。また、タルトを強調するために、飾りのいちごを画面奥になるよう移動しました。ライティングもライトに袋をかぶせた柔らかい光にして、光の当たり具合も調整したのでタルトの影が少なくなりおいしそうになりました。スポンジケーキも改善後のほうがしっとりしているように感じました。

参加した学生は盛り付けの工夫だけでなく、ライトやレフ版など撮影機材も存分に使って撮影を楽しんでいました。

卒業生の方によると写真は撮影者が何を取りたいかで、使う技術も変わってくること。
様々な技術に触れて、取りたい絵の選択肢が増えるといいですね!

今回は、特にプロの方の技術を間近で拝見することができ、とてもラッキーな講座となりました。
「料理と写真」。分野融合ですぐ役に立ちそうな実践的な講座が実現できるのが、本学の良いところと実感できた一日でした。
貴重なお時間を割いて教えていただいた廣瀬先生、熊谷さま。食器やテーブルクロスなどを貸してくれた助手さん。ありがとうございました。

左が調整前、右が調整後

左が調整前、右が調整後

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