【人文社会学類】ゼミ紹介(渡邊ゼミ) SDGs推進プロジェクト 2023年度後期活動紹介
2024/03/14
人文社会学類の渡邊ゼミでは、SDGsの実現に向けて学内外の皆さんへの情報発信を中心とした活動を行っています。ここでは、2023年度後期の活動を紹介します。
SENDAI SDGs Week 2023に参加
昨年に引き続き、仙台青年会議所主催の「 SENDAI SDGs Week 2023 ~未来のために一歩前へ~」に参加しました。今年は、9月18日に今年のゼミテーマ「太陽が一番はじめに昇る国 キリバスの危機 」についてのポスター展示を行い、仙台市中心部のアーケードぶらんどぉ~む一番町を行きかう市民の皆さんと交流をしました。
また、9月23日には仙台市勾当台公園いこいの広場で行われた「SDGs×ダンスコンテスト」内企画「わたしの SDGs アクション」において、本学学生グループがプレゼンテーションをしました。渡邊ゼミの学生はゼミ活動を通して考えた個人のSDGsアクションを、「大学生と考えるSDGs」学生実行委員会はイベントの告知と大学の取り組みをプレゼンしました。会場には、様々な年代の方が集い、緑あふれる広場で、SDGsに思いをはせていました。
「SENDAI SDGs Week」は、今年で2回目ですが、仙台の新しいイベントの一つになりつつあります。市民が様々な取り組みを知り、つながることができる場として、これからも続いてほしいと思います。また、私たちも関わっていきたいと思っています。
SENDAI SDGsWeek 2023
第6回 大学生と考えるSDGs
今年の「大学生と考えるSDGs」のテーマは、「気候変動と私たちのくらし ~キリバスの危機から考える~」というテーマのもと①基調講演、②キリバスの若者たちからの動画メッセージ、③パネルディスカッションの3部構成で行いました。渡邊ゼミも学生実行委員会に参加し、企画・運営に携わりました。尚志祭(10月7日)での開催で、高校生、大学生、社会人、教職員の方々と「今、地球で起こっていること、これからの私たちの生き方」を考えるよい機会となりました。
「大学生と考えるSDGs」講師と学生実行委員会
エシカル消費推進プロジェクト第2弾!!
7月のエシカル消費推進プロジェクト第1弾「ブラックサンダーで児童を救え!!」に引き続き、第2弾「みんなで Happy Chocolate!」を11月16日(木)に実施しました。今回も児童労働をなくすために活動している「NGO ACE」への募金企画です。「専門演習Ⅱ」で渡邊ゼミを選択した2年生9名が、第1弾の反省から①告知ポスターの掲示、②児童労働に関するリーフレットの作成、③返礼品(フェアトレードの紅茶とブラックサンタ―)などについて検討し、当日に臨みました。
当日は、多くの学生たちが関心をもって募金をしてくれ、笑顔があふれるよい場となりました。今回集まった10,980円は、世界の子どもを児童労働から守る活動をしているACEに「尚絅学院大学有志」として募金しました。24年度も継続して実施する予定です。
エシカル推進プロジェクト第2弾の様子
今年も参加しました! ゆりが丘公民館まつり
尚絅学院大学は名取市ゆりが丘にあります。ゆりが丘公民館は地域の人と人をつなげる大事な役割を担っており、毎年11月に「ゆりが丘公民館まつり」を開催しています。尚絅学院大学は、これまでボランティア、地域活動実習、ゼミ活動、ステージ発表と様々な形で参加しています。今年の渡邊ゼミは「気候変動から私たちのくらしを考える」というテーマでポスター展示をし、住民の方々と意見交換しました。ゆりが丘地区の皆さんには、いつも温かく接していただき感謝しています。また、今年は健康栄養学類やこども学類の学生がボランティアとして受付や景品交換を担当し、住民の皆さんと交流しました。
渡邊ゼミのメンバー(ゆりが丘公民館まつり)
エシカル消費普及セミナー & インクルーシブWS
以上の活動の他にも、宮城県主催のイベントに参加する機会がありました。ひとつは、宮城県消費生活・文化課「企業向けエシカル消費普及セミナー(2023年11月24日)」です。渡邊ゼミの学生は、企業の方々と共に講演(「今、なぜエシカル消費を意識した製造・販売を行う必要があるのか」)とパネルディスカッションに参加し、エシカル消費の重要性を学びました。若者としての意見を求められる場面があり、率直な感想を述べたり、質問をする機会を得ることができたのはよい経験でした。また、ボランティアスタッフとしての活動にも関わらせていただきました。
ふたつめは、宮城県障害福祉課「障害福祉インクルーシブデザインワークショップ(2024年2月26日)」です。こちらは24年度から渡邊ゼミにアサインする人文社会学類2年生9名が参加しました。この企画の目的は、「大学生が障害のある方との共創ワークショップを通じて、障害福祉の現状や多様性を体感をもって理解する」ことです。他大学の学生、ファシリテーター、車いすユーザーの方々と10時から18時までの長いワークショップにチャレンジし、デザイン思考を体感しました。来年度の活動に生かしてくれることを期待しています。
以上、簡単に23年度後期の渡邊ゼミの活動を振り返りました。ゼミ生はこれらの活動を通して「社会と関りを持つこと」「仲間と協働すること」を実践し、SDGsの実現に向けて貢献する「地球市民」として成長しています。 (人文社会学類 渡邊千恵子)
エシカル消費普及セミナーとインクルーシブデザインWSの様子