尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【授業紹介】 「国際社会論」「国際政治論」 (科目担当者 : 永澤 雄治)

2020/03/03

「国際社会論 」 (人文社会学類 1年前期開講)

Q. 「国際社会論」の内容について教えてください。
 

A. 具体的な事例を通じて、国際社会について解説します。現在の国際社会は、国家、地域、民族、国際組織、企業、NGOなどを構成要素とするシステムとして成立しています。国連もその構成要素の1つですが、国際社会のシステムは静態的なものではなく、動的システムであり、常に変化しています。21世紀の世界を見ても、9.11同時多発テロ事件、対アフガニスタン・イラク戦争、ISの台頭とイラクとシリアの内戦、経済格差の増大、人権問題、経済開発と地球環境の維持、など多くの問題を抱えています。国際政治学、国際経済学、国際法学、国際社会学などの各視点から国際社会を読み解きます。

Q. 授業は、どのように進められているのですか? 

A. 授業の各テーマに関して、スライドと映像資料も用いながら解説しています。映像資料に関しては、ほぼ全てが初めて見る内容ですので、受講生は関心を持って見ているようです。国際社会の多様な姿に新鮮な驚きが得られると思います。

「国際政治論」  (人文社会学類 1年後期開講)

Q.「国際政治論」の内容について教えてください

A.国際政治論は、冷戦期から冷戦後の現在までの国際的事象を観察し、国際社会の形成過程について解説します。冷戦時代を象徴するベルリンの壁建設と崩壊の過程、米ソの軍事的緊張が最大に高まったキューバ危機とその後のデタントなどを取り上げ、冷戦の本質に迫ります。また冷戦後の民族紛争、テロ事件、北朝鮮問題などにも目を向け、冷戦後の国際政治の特徴を明らかにします。

 

Q. 授業は、どのように進められているのですか?
 

 A.授業テーマに関して、スライドや映像資料を用いて解説しますが、その過程で「問い」を4~5つほど提示し、ミニッツペーパーに筆記してもらいます。また授業内に各人の考察も述べてもらい、双方向型の授業を目指しています。真剣に取り組めば、国際政治に関する知識のみならず、思考力と表現力も養われます。