【教員紹介】太田 健児先生
2022/06/10
【自己紹介】
太田健児(おおたけんじ)です。専門はフランス近現代社会思想です。教育も社会の産物なので教育学領域も守備範囲となります。担当科目の「人文社会学総論」(次年度から名称変更)は前期必修科目なので、皆さんが学問とのファーストコンタクトをとる先鋒の役割をつとめています。「哲学的人間学」(次年度から名称変更)では、現在カミュの『ペスト』を学生達と一緒に読んでいます。教職課程では「道徳教育の理論と方法」を担当しています。
【研究内容】
「フランス屋」という看板を掲げています。フランスの思想史や教育史・教育学理論の研究に加え芸術・文化(食文化も含む)も扱います。一見すれば超大容量スペックですが、専門と専門との「間」の学問にこそフランス的な特徴があります。世界にインパクトを与え続けるフーコー、デリダ、ドゥルーズ、ラカン達の著作を読めば一目瞭然。昔、大学の心理学の講座でJ.ピアジェの前任者が哲学者のメルローポンティだったこともその表れです。
【学生のみなさんへのメッセージ】
遙か昔、自分の大学生時代、それはもう楽しくて楽しくて仕方がなくて、帰宅するのももったいないという感じでした。大学は本来楽しい場所なんです。ですから、学生の皆さんにも尚絅で4年間の楽しい思い出をつくってほしいと願っています。大学の講義で「幸せになりたいんだったら勉強することです!」と教授から言われ、「嘘つけ!」と内心思っていたのですが、最近はそれが人生の究極の真理だと実感するようになってきました。