【人文社会学類】消費社会論にて「寄付の教室」プログラムを実施しました!
2019/12/11
お金の使い方で社会貢献を考えよう!
人文社会学類「消費社会論」にて、東北地域でファンドレイジングの意義や各種手法、社会貢献教育等を推進する日本ファンドレイジング協会東北チャプターと連携し、11月13日に公開講演会「お金の使い方で社会貢献を考えよう」を開催しました。
4つのお金の使い方
当日は同協会の大石俊輔氏をお招きし、社会が良くなるお金の使い方として、日本の寄付を巡る背景を学んだのち、「消費」の視点から現代社会の成り立ちや問題等を学ぶ学生たちが、4つのお金の使い方(貯める、使う、譲る、増やす)の視点から社会貢献について考えました。
本プログラムを通じて、お金の使い方を意識的に選択することは、自分が大切にしている価値観にも気づくきっかけとなり、学生達にとって社会貢献が少し身近なものとなりました。
「寄付」を模擬体験
翌週の授業では、4つのお金の使い方(貯める、使う、譲る、増やす)のうち、「寄付」を模擬体験する教育プログラム「寄付の教室」を開催しました。はじめに学生たちは、児童労働問題などに取り組む3つのNPO団体の活動について学び、グループワークでは、受講生約70名が14グループに分かれて、どのNPOに寄付するか、またその理由について、ディスカッション・発表を行いました。
発表内容より・・・
・自分が共感できる団体に寄付してみたいと、この授業を通して考えました。
・寄付は様々な形で身近にあるので、ちょっとずつ初めてみたい。
・寄付という善意だけではいつ終わりが来てもおかしくない。これから先も支援を続けていくには、継続的な力で国や世界が政策で支援し、自立できるようになればいいと思いました。
最後には、受講者に寄付の達成感や実感を持ってもらうため、NPOの受益者からの感謝の手紙が読み上げられました。寄付は「こうなったらいいな︕」と思う社会をつくるための⼀つの⽅法です。自分の価値観で支援先を選択し、寄付することで社会を変えることができることを学生たちは体験することができたのではないでしょうか。
「NPOの受益者からの感謝の手紙」※当日資料より抜粋