尚絅学院大学

人文社会学類３年生の履修する「多文化社会演習」（来年度からは「東アジア文化演習」）では、履修生が韓国か中国・台湾のどちらかを選択し、事前学習をした上で、夏期に現地実習に臨みます。

ここでは、8月に実施した韓国実習の様子を報告します。8/20-29の10日間、ソウルと大田（テジョン）で行った実習には3年生8名と引率2名の合計10名が参加しました。現地では、韓国学生との交流、調査学習の現地調査、韓国文化体験などの活動をしました。

実習の前半は、大田（テジョン）で過ごしました。協定校の培材（ペジェ）大学の学生さんと、プレゼンテーション、遊び、インタビュー調査（調査学習）、夕食懇談会を通して、多彩な交流活動を展開しました。本学の学生たちは、プレゼンテーションとして、本学と宮城県の紹介をはじめ、お勧めのコンビニフード、アニメの歌、キャラクターについて発表しました。スライドに韓国語訳をつけたり、クイズを入れたりする工夫があり、現地の先生からとてもわかりやすいと褒められました。
 

遊びとしては、福笑いとジェスチャーゲームを準備しており、楽しく親睦を深める時間となりました。同年代の現地学生との触れ合いを通じて、相手と自分のことについての新たな気づきや発見が多く生まれたのではないでしょうか。大田（テジョン）の観光ツアーにも参加し、大田のキャラクター入りのマグカップづくりやスキンケア―などを体験しました。

実習の後半は、ソウルで過ごしました。ソウルの白石（ぺクソク）芸術大学の学生さんと一緒に弘大（ホンデ）周辺と江南（カンナム）を訪れ、韓国の若者文化や流行を肌で感じることができました。また、「NANTA」公演の観覧、韓国の伝統衣装である韓服（ハンボク）の体験、国立中央博物館の見学を通して、韓国の文化と歴史についての学びも深めました。

暑い中、ソウルと大田（テジョン）間の移動もあり、体力的に大変でしたが、本学の学生たちは暑さにひるむことなく元気に活動している様子が印象的でした。体調や時間などの自己管理もしっかりできており、予定した日程を変更することなく遂行することができました。今回の韓国実習及び調査学習の成果については、後期授業でしっかりと振り返りをし、成果報告会、報告書の発行を通じて学内外に発信していく予定です。

学生自身の日々のレポートは、本学SIPS（Staff & Student Initiative for Promoting Study Abroad）のInstagramに掲載されています。
https://www.instagram.com/shokei_sips/

上記SIPS のインスタには、ほぼ同時期に行われた多文化社会演習の台湾実習、オーストラリア短期留学、少し前に行われた台湾短期留学（上記の弘光科技大サマープログラム）の記事も掲載されています。大学で国際交流をしてみたい！異文化に触れたい！という方はぜひご参照ください。