【人文社会学類】地域実践実習 実習報告会を開催しました。
2024/08/02
地域実践実習は2年生前期に設定されている科目で、地域社会が抱えるそのような課題とその背景を把握し、その解決に向けた活動を計画・実施する一連のプロセスを経験することを狙いとしています。
2024年6月13日に地域実践実習の中間報告会の様子についてお伝えしました。その後、各グループが活動を実施し、その成果について報告会が7月18日に開催されました。
宮﨑グループは「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)を活用した地域課題の探求」と題して、宮城県の置かれている状況をデータによって示し、そこから課題解決に向けた提案がなされました。慣れないデータ分析に四苦八苦している様子も見られましたが、地域課題を解決に結び透けていく心意気を感じました。
高木グループは「学生のための防災マップづくり」と題して、長町南駅周辺の防災マップ作成にチャレンジしました。通学途中で大地震に遭遇したという想定で、最寄りの避難場所まで避難する際の課題をフィールドワークによって探索していました。自分たちが感じたことをどうマップづくりに反映させるかについて、苦戦していました。
東グループは「地元学から地域の魅力を見直す:尚絅里山を事例に」と題して、大学周辺の里山が持つ魅力を地域住民に知ってもらう活動を実施しました。実習では「食」を通じて里山の恵みを実感してもらうべく、「よもぎのパウンドケーキ」「よもぎのクッキー」を作成することになりました。8月中に地元の方を招いて料理教室を企画しています。
松田グループは「大衡村タカカツ万葉クリエートパーク内の名物ランチ開発」と題して、大衡村にあるタカカツ万葉クリエートパークのランチメニュー開発に関わる事になりました。担当の方からお話をお聞きし、そのうえで三つのチームごとにメニューを考えました。地元の食材をつかった豚汁やカレーライス、おやきなどが提案されました。
宮﨑グループの活動報告の様子
7月25日の授業では、各グループの報告に対する先生方からの講評が行われました。先生方からはいろいろ厳しい意見が出てきましたが、それらは活動を受け入れてくれた地域の方に対して何ができるのか、という視点からだと思います。その点でうまくできたグループ、できなかったグループがあるかと思いますが、今後の各自の学修に活かしていただければと思います。
とにもかくにも、学生のみなさん、半年間お疲れ様でした。また、お付き合いいただいた地域の方々にもお礼申し上げます。
先生方から厳しい指摘をいただきました!