尚絅学院大学

人文社会学類 お知らせ

【人文社会学類】ゼミ紹介 中山間地域との農業体験を通じた交流 (大川亘先生)

2023/11/22

人文社会学類「総合実践・演習Ⅰ,Ⅱ」、「卒業研究Ⅰ,Ⅱ」の大川ゼミでは、地域産業である農業生産ならびに農村地域振興についての理解を深め、課題解決に向けた取り組みを行うことを目的とし、演習や学外フィールドワークを取り入れた授業を展開しています。

栗原市若柳蓬田地区との連携

棚田風景

棚田風景

2021年度から、宮城県北部の栗原市若柳蓬田地区との連携をおこなっています。「若柳蓬田中山間地集落協定」は、中山間農地において集落機能が低下する中、伊豆沼に隣接した斜面に広がる棚田を地域資源と考え、国の多面的機能直接支払制度を活用し、棚田およびその周辺環境の保全活動を行っている地域協定組織になっています。
2021,22年度と同様に、今年度も現地を訪れ農業体験をしてきました

手刈りで稲の収穫

稲刈り体験 (9/23)

稲刈り体験 (9/23)

9月下旬には、現在では機械での収穫、脱穀が当たり前となっている中、稲の手刈りを体験しました。鎌の使い方や刈った稲の束ね方を丁寧に教えていただきました。同日の夜にテレビ番組でほぼ同じ内容(手刈り→稲架がけ)が放映されていました(笑)。

エダマメ、サツマイモの収穫

雨天の芋掘り (10/15)

雨天の芋掘り (10/15)

10月中旬には、ゼミ生に「グリーンツーリズム論」履修生も加え、エダマメ、サツマイモの収穫を体験しました。あいにく雨が降る中にも関わらず、学生たちも集中して作業をしていました。作業後には、先日収穫した新米で作った塩むすびをご馳走になりました。畦に腰掛け、ゆったりと景観を楽しみながら味わうことができたらもっと良かったと思いました。

収穫祭

ずんだ作り (11/18)

ずんだ作り (11/18)

そして11月、先日は「収穫祭」にお邪魔させていただきました。10月に収穫したエダマメをすり鉢で潰した「ずんだ作り」と、同じ畑のとなりの畝で育てられたソバで打った「蕎麦切り」を経験させてもらいました。昼には、ずんだ餅、盛り蕎麦、ふかしイモとして美味しくいただきました。

今後もゼミとして、中山間地の農村における課題とその解決について、連携を継続する中で考えていきます。



※ 今年度の活動は 宮城県「令和5年度パートナーシップづくり助成事業」にかかる補助金を受けて実施しています。