いちごができるまで
2000/12/22
いちごの高設栽培
小さな苗から甘い実へ、手間と愛情をこめて育てる一年の作業を紹介します
苗づくり
前年から育てた親株より出るランナーを使って苗を増やします。ランナーはつるのような茎で、発生した子苗が地面につくと根を張ります。増えた苗を一つ一つ切り離して植え替え、育てていきます。
定植
育てた苗を植え付け、根を十分に張らせます。花芽がでてもしばらくは摘んで株を育てます。
日々の管理
水、温度、日光、肥料、二酸化炭素をいちごの最適な条件になるよう調節しながら育てます。日光と温度の管理で花芽分化を促します。
開花・受粉
ビニールハウスではかわいい花が咲きはじめます。ハチの力を借りて受粉してもらいます。
(露地では開花は4月ごろから)
実がなり始める
受粉から30~40日かけて、大きく赤い実が育っていきます。かわらず日々の管理がつづきます。
収穫
形のよいもの、傷みのないものを選別し、実を傷つけないよう、ていねいに収穫します。
10月~6月までがハウスいちごの収穫シーズンです
写真提供 株式会社グランフレサ
定植された苗
いちごの受粉はハチが手伝います
実がつきました
暑いハウスの中で丁寧に収穫します