「きくらげ研究プロジェクト」が始まりました
2021/07/13
きくらげを名取市の新特産品へ!
5月に連携協定を締結した、東日本ハルカ株式会社様との連携プロジェクト「きくらげ研究プロジェクト」が始まりました!
このプロジェクトは、名取市内の栽培場(東日本ハルカ様)で生産されるオーガニックきくらげを研究し、新たな名取市の特産品としての確立を目指すというものです。様々な検査研究を重ね、きくらげをおいしく手軽に提供できるレシピや新商品の開発までを数年計画で行っていきます。
国産きくらげの消費量全体に占める割合は3~4%程度であり、消費の多くは輸入品が占めています。さらに、きくらげ生産地として宮城県の知名度は高くはなく、きくらげ自体の普及が進んでいませんでした。
そこで東日本ハルカ様と尚絅学院大学が連携し、名取のきくらげを定着させるためのプロジェクトがスタートしました。なおこのプロジェクトは、令和3年度名取市産学官連携推進事業に採択され、名取市からの支援を受けて実施されています。
本プロジェクトは健康栄養学科の木村准教授とそのゼミの学生が中心となり、きくらげの研究をしていきます。
<第1回 現地見学・意見交換(収穫・実食体験)会を開催しました!>
6月30日、名取栽培場にて東日本ハルカ様と木村ゼミとの第1回現地見学・意見交換(収穫・実食体験)会が開催されました。名取市様も同席され、産・学・官の3者で現状とこれからに対する意見を交わし、プロジェクトへの認識を共有いたしました。
東日本ハルカ様からきくらげのことを熱く教えていただいた後、ハウスへ入り、高湿度の中実際に収穫を体験しました。外部の人間が収穫体験をすること自体が稀なことであり、学生にとって非常に貴重な経験となりました。
その後、収穫したものと同じ「生きくらげ」をゆでていただき、実食の時間へ。
これまで食べてきた乾燥きくらげとは全く異なる味と食感に、学生たちは「!?」、まさに衝撃を受けたようです。この衝撃が、今後どのような研究成果につながるか楽しみです。
実食後は感想も交えて意見交換会へ。学生からも率直な意見や質問が飛ぶとともに、本企画にかける意気ごみを東日本ハルカ様や名取市様に伝えました。自分たちが主となるプロジェクトに、多くの方が期待していることを感じてくれたものと思います。
これからいよいよ本格的に調査・研究・試作を重ねていくことになります。
このプロジェクトがどのように進んでいくか、続報を楽しみにお待ちください。
きくらげについて、教えていただきました
すさまじい量のきくらげの菌床
収穫。 菌床ブロックは意外と重い!
実食。初めての生きくらげに感動!