実験・実習紹介① 実験
2022/05/25
本学類での実験・実習の様子を紹介します。第一回は2022年新年度の実験の様子です。管理栄養士は食と健康のエキスパート。様々な実験を通じ、栄養素や代謝、体の仕組みについての知識や考察する力を身につけて行きます。また、班のメンバーとの協働から効果的なコミュニケーションを学んでいきます。
食品学実験Ⅰ(1年)
入学後最初に履修する実験です。学生によって実験経験は様々なので、前半はピペットの使い方や中和滴定など、実験を行うための基礎知識を身につけて行きます。写真は試薬の調製の様子です。後半は、たんぱく質や炭水化物の実験も行い、食品に関する理解を深めていきます。
スターラーを使った試薬の調製
基礎栄養学実験(2年)
栄養学の基礎である、生命活動を支える消化・吸収・代謝を学びます。写真は試験管でのたんぱく質の消化実験です。2年になると複雑な実験手法も増えてきます。
酵素反応の測定
食品学実験Ⅲ(2年)
安全性、保存性、経済性、栄養価、嗜好性の向上を目指した食品加工を学びます。実践的で、イメージがつきやすい実験が多い科目です。考察を通じて食品に関する知識を身につけていきます。
イチゴジャムの製造
解剖生理学実験(2年)
健康状態の第一歩は体の状態を知ることから。血圧やエネルギー代謝など、自らのデータを計測して、代謝を学びます。写真は医師の教員の指導のもと、血圧を測定を学んでいる様子です。
血圧の測定
生化学実験Ⅰ(3年)
生化学実験では生き物の体のつくりと代謝を学びます。調べる対象が臓器・組織・器官・細胞と小さくなり、たくさんの考察が必要になってきます。写真はDNA抽出の様子です。三年になると、実験操作にも余裕を感じますね。
コロナに翻弄された一昨年と昨年もなんとか対面で行ってきた実験・実習ですが、今年は予定通り4月から進められました!
2年生前期は特に実験が多いですね。栄養の分野は様々な情報があふれ、情報の取捨選択が難しい領域です。たくさんの実験を行い、科学的な考え方を身につけることで、判断する力を養っていきます。
7月オープンキャンパスの学類企画として、 実験・実習室の様子を動画などでご紹介する予定です!是非ご参加ください。
DHAの抽出