本大学院における学位論文は、以下の「1. 基本的要件」、並びに「2. 論文の構成」の全てを満たさなければならない。
1. 基本的要件
- 修士の学位を受ける者は、尚絅学院大学大学院総合人問科学研究科ディプロマーポリシー、並びに大学院生が所属する各専攻のディプロマーポリシーが求めるカを満たすと認められる必要があり、修士論文はこれらの能力を修得したことを示すものでなければならない。
- 修士論文は、申請者が執筆したものであり、適切に引用された場合を除き他の研究者の研究成果を剽窃する箇所を含むものであってはならない。
- 修士論文は、他者の著作権を含む知的財産権を侵害するものであってはならない。
- 修士論文は、「尚絅学院大学研究倫理綱領」に則り、適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならない。
2. 論文の構成
- 論文の題目が内容に照らし適切であること。
- 論文の背景、研究目的或いは課題の設定が明示されていること。
- 研究目的或いは課題に適合した研究方法により研究が適切に実施されていること。
- 研究結果が明確に示され、論理的な展開により研究目的或いは課題に対応した結論が導き出されていること。
- 論文が適切な章立てにより構成されていること。
- 他者の研究成果と申請者の研究結果を明確に区別し、適切な文献の引用がなされていること。
審査委員の体制
尚絅学院大学大学院学位規程に基づき、学位論文の審査及び最終試験は、指導教員を主査とし、他に研究科委員会が当該研究科の内から任命する1名以上の副査を加えて行う。研究科委員会において、必要と認めたときは、他の大学院又は研究所等の教員等の協力を得ることができる。
審査の方法
尚絅学院大学大学院学位規程に基づき、審査委員は、学位論文の審査の後に、これに関連ある分野について、口述又は筆記により最終試験を行う。審査委員は学位論文の審査及び最終試験の結果を文書にて研究科委員会に報告する。研究科委員会は審査委員の報告に基づいて、学位授与の可否を審議し、その結果を学長に報告する。学位授与の議決は、研究科委員の3分の2以上が出席し、出席者の3分の2以上の賛成を必要とする。