【教職課程センター】子供と共に学び続ける教師を目指して(1)
2021/04/08
いよいよ小学校、中学校でも新年度の始業式を迎えます。この3月に本学を卒業した学生の皆さん18名(小学校14名、中学校4名)が、いよいよ教師としての道を歩み始めます。「学び続ける教師」として活躍が期待される皆さんの抱負を紹介します。
名取市立不二が丘小学校 荒川 幸香 先生
始業式を控え,楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じっています。そして,一教員として,責任と自覚をもって,子供たちの前に立たなくてはならないという気持ちが日に日に強くなっています。
教師生活1年目,様々なことにアンテナを張って,怖がらずためらわず,いろんなことをやってみる,挑戦してみるという強い意志をもつことが私に必要なことであると思っています。自分自身だけでなく,子供たちも,好きなこと,興味があること,苦手なことなどあらゆることに自信とやる気をもって挑戦できるように,背中を押したり支えたりしながら,一緒に挑戦していきたいです。その中での子供たちの喜怒哀楽を一緒に感じ,共に成長していけるような教員になりたいです。
笑顔と学ぶ姿勢を常にもち続け,子供のことを1番に考え,教員として精一杯頑張っていきたいと思います。
石巻市立寄磯小学校 北川 湧大 先生
私は教師になるにあたって,大きく3つの目標があります。
一つは,「子供たちが安心して,笑顔で楽しく過ごせる学級づくり」です。子供たち一人一人が「学校に行きたい」「学校生活が楽しい」「居場所がある」と思えるように全力を尽くします。
二つ目は,「子供たちの成長の力になること」です。成長はすぐに見える形では表れにくく,何年後かに繋がることも多いと聞きます。自分自身も小学校時代の恩師に「人とのつながりを大切にして生きること」「努力し続ける大切さ」を教えてもらったおかげで,今があると思っています。学校にいる間の成長はもちろんのこと,子供たちの今後の人生にもいい影響を与えられるような教師を目指します。
三つ目は,「信頼される教師」です。子供たち一人一人と真剣に向き合うことや日々の関わりを大切にし,子供たちとの信頼関係を築きたいです。そして子供のみならず,保護者や地域の方々,同僚からも信頼される教師を目指します。
多賀城市立天真小学校 森岡 茉結 先生
私は「子供の気持ちに寄り添い,一緒に考えることができる教員」になります。
子供たちは日々の生活の中で,様々なことを経験し,疑問を感じたり悩んだりすることが多くあると思います。その疑問や悩みに対して,子供たち自身が納得できる答えを見つけたり,前に進むことができる考えをもてたりするまで,どれだけの時間がかかっても一緒に考え続けていきます。「自分の気持ちにとことん向き合い,考え抜くこと,そして行動すること。」,それが子供たちにとって,自分のことを大切にして,自分らしく生きる経験になると考えるからです。
これから出会う子供たちの疑問や悩みに関して,自分なりの答えや考えをすべて持っているわけではありません。それでも,子供たちと喜怒哀楽を共にしながら,子供たちが自分らしく歩んでいけるような関わり方をしていきます。また,日々の生活から,学びや成長のきっかけを多く提供できる教員にもなります。
大崎市立鹿島台小学校 新妻 知幸 先生
教員として大切にしていきたいことは,教育に対する情熱を持ち続けることと子供たちを第一に考えることです。
教育に対する情熱を持ち続けることというのは,分かりやすい授業をしていくこと,子供たちとたくさん関わることだと思っています。子供たちが「分かった!」「できた!」という達成感を得られる授業をしていくために,授業を練り,たくさんトライしていきたいと思います。「学び続ける教師」であるために,子供たちを理解して子供たちに合う授業を追い求めたいと思っています。子供たちを理解するために,子供たちと遊びや会話を積極的に行っていきます。
子供たちを第一に考えることが大切だと改めて感じたのは,先日,宮城県沖での地震があったときです。学校内での安全のほかにも,通学路の安全も確認する必要があると知りました。子供たちが安心して登校して,学校で過ごし,学校から帰ることができるよう支援していきたいと思います。