尚絅学院大学

男女共同参画について云われて久しいですが、職場や政治での参画だけではなく、身近な日常生活でも男女共同参画に関わる問題が現われています。ご講演では、様々な場（家庭、職場、社会全体、政治の場）での男女平等についての意識の問題、パープルリボンで代表される運動（女性に対する暴力をなくす運動）、DVとこれを起因とする児童虐待について、そして教育と男女共同参画との関係について具体的な貴重なお話しをいただくことができました。
　髙橋先生のお話しから、身近なところでも男女共同参画の営みが関係するのであり、私たちがもつアンコンシャス・バイアス（無意識の思い込みや偏見）に気づき、普段から男女共同参画の意識をもつこと、そして実践することへとつなげていくことの大切さを教えていただきました。

　講演会には、高校生の方、学生の皆さん、現職教員の先生方、一般の方々のご参加をいただきました。講演会終了後には、「男女共同参画を常に意識して生活することが、一歩につながると思いました。その点がいつか線になり、大きな動きになればと思います」、「とても貴重なご講演でした。たくさん情報を得ることができましたし、教育の場で周囲に与える言葉もたくさんいただきました」、「保育士をしており、女性中心の職場のため男女共同参画から縁遠いといいますか、疎かったので、講演を聞き、とても勉強になりました。職場に戻っても男女ではなく、子どもたち一人一人の個性を大切に関わっていきたいと思います」など、多くの感想が寄せられました。
　ご講演をいただいた髙橋先生に感謝申し上げますとともに、参加していただいた皆様に御礼申し上げます。

なお「公開教育講演会」は、今年度4回を予定しております。第4回のテーマ等については以下の関連データをご参照ください。

（教職課程センター）