尚絅学院大学

臨床心理相談室(ティクヴァ)からのお知らせ

2月 ティクバ便り

2023/02/21

こんにちは。臨床心理相談室 事務員の加藤です。

まだまだ寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

暦の上では立春、春になりました。

12、1月はイベント事が多く楽しい季節でもありましたが、冬場は寒さで外に出る機会が減り、何となくどんよりとした気持ちになっている方もいらっしゃるかと思います。
今回は冬場の不調の原因と、日常で取り入れやすい体調の整え方についてまとめてみたいと思います。


冬場の気分の落ち込みなどには、日照時間が関係していると言われています。

本来、人間は太陽の光を浴びることで神経伝達物質の「セロトニン」が活発に作られ、体内時計を調整しているとされています。そこから、冬場は日照時間が少なくなり日光を浴びる機会が減ってしまうため、セロトニンが作られにくくなり、体内時計が狂ってしまうということです。体内時計が狂うと、睡眠リズムの乱れや疲れやすさ、落ち込みなど心身の不調に繋がってくるのです。


ではどうしたら体内時計を整えられるのでしょうか。一般にいわれていることとしては、以下のようなことがあります。

体内時計を整えるには、規則正しい就寝・起床、朝起きて一番にカーテンを開けてみる、など効果があるといわれています。
まだまだ布団から出るのがつらい時期ですが、朝起きて日の光を浴びるだけで、気持ちのいい一日をスタートできるのではないでしょうか。

また、換気のついでに外の空気を吸う、深呼吸する、外で日に当たる…なども良いといわれています。

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。また、これから就職や進学など次のステージに進む方も多いと思います。
つい無理してしまいがちな時期ですが、自分の心と体の声にも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

また、なんだか最近調子が出ない、不安があるという方は、ティクヴァのような相談機関を利用してみるのも一つのきっかけになるかもしれません。
誰かに話すことで、ふっと気持ちが軽くなったり、自身と向き合うきっかけになるのでは、と思います。
ティクヴァには皆さんのお話を伺うスタッフがおりますので、気になった方は一度、お電話いただければと思います。気持ちを整理する場所として、ティクヴァが選択肢の一つとなれば幸いです。