設立の趣旨
本相談室は、平成28年度に新設された尚絅学院大学大学院(臨床心理学コース)の臨床心理士養成課程の研修施設として、および、名取市にある大学としての地域貢献を担うため、設立されました。
現在は、臨床心理士に加え、公認心理師養成課程の研修施設にもなっております。
心の健康と心理相談
こころの病気はWHO(世界保健機構)によって5大疾病の一つと認定されており、わが国においても、多くの方がこころの病気で受診されている現状があります。また、現代は、子どもの発達の問題、青少年の問題行動、いじめ、虐待、家族の問題等、様々なこころの問題が、多くの人々を悩ませています。
さらに、名取市は、震災の甚大な被害を受け、その影響はいまだ住民の心身の上に大きく残っており、専門家による、地域に根ざした息の長いケアが必要と考えられます。
こころの病気もからだの病気と同様に早期に発見し、専門家による処置を受けることが重要です。また、様々な問題行動や悩みも専門家の援助を受けることで改善できることが少なくありません。
尚絅学院大学大学院臨床心理相談室は、地域に開かれた相談室として困難を抱えられた方のお力になるとともに、地域のメンタル・ヘルスの維持・発展に貢献できる公認心理師・臨床心理士を養成することを目指します。
当相談室の事業内容
当相談室では幅広く相談を受け付けています。
子どものことが「気になる」
不登校・いじめ・発達障害・子育ての悩みなど
家族関係がうまくいかない
親子関係・夫婦関係など
人との付き合いが難しい
性格の悩み、職場や学校での対人関係がうまくいかないなど
いつもの調子がでない
不安・無気力・落ち込みなど
将来について考えたい
漠然とした不安、進路の悩みなど
その他
教育研究活動
医療相談、教育相談、福祉相談などについての教育研究
社会活動
講演会、研修会の開催や講師の派遣など