尚絅学院大学

アメリカ短期留学プログラム 参加者レポート

【国際交流】シアトル語学研修レポート第5弾!~研修を終えて学んだこと~

2018/02/20

シアトル語学研修レポートの最終回となる今回は、全3回の“イッテQ”アクティビティを終えた、学生の感想をご紹介します。

【感想】

 最後の“イッテQ”は急遽メンバーも変わり、今までで一番大変でした。その中で一番印象に残ったのは、ホテルの場所をスターバックスの店員さんに聞いたときのことです。最初は言葉で説明されましたが、私が理解できていない様子に気付き、紙に地図を書きながら優しく笑顔で説明してくれました。  
 また、今までは3、4人のグループで分担しながら質問をし、話を聞いていました。しかし、今回は1つの質問は最後まで1人で話を聞くというルールだったので、自分のリスニング力と英語でのコミュニケーション力を知ることができました。その中で、自分の英語でのコミュニケーション力の無さを今までで一番実感した“イッテQ”になりました。 (子ども学科 2年M.S)

 3回目の“イッテQ”ということもあり、最初の時に比べれば話しかけ方“Excuse me”や質問の仕方“Can we ask you a question?”などがスムーズに言えるようになり、 あまり不安もなく取り組めましたが、お題が難しく苦戦しました。
 しかし、3回“イッテQ”に挑戦して、変わらずに思ったことは、大半の人が優しいということです。歩いている人や買い物をしている人など、様々な人に聞き回りましたが、話しかければ立ち止まり自分たちの話を聞いてくました。英語が分からず戸惑っていた時や、聞きたいことが伝わらない時は、分かるまで一緒に考えてくれました。また、道を聞いた時には、今いる場所から遠いところなのに、嫌な顔一つせずに笑顔で案内してくれるなど、とても親切で優しい人が多いと感じました。 (人間心理学科 1年K.A)


 イッテQ”では、毎回「こう出来たら・・・」という理想はあるけれど、実際にそれが形にできず先輩に頼ってしまい、苦しくなる時もありました。しかし、片言な英語でも伝えたい気持ちと、聞いてくれてありがとうという相手への思いやりをもっていれば、相手も気持ちを読み取ってくれるんだなということを、肌で感じることができました。
 英語の活用の実践という意味でも、今回の語学研修の中で一番収穫を得られました。
 また、最後の“イッテQ”を終えて疲れてしまい、先に1人で帰った時、ルームメイトが、私の好きなお菓子やメッセージカードをプレゼントしてくれたことがとても嬉しく、その気持ちだけで元気が出ました。

 最初は自分ひとりで何でも出来ると思っていましたが、ルームメイトに助けられ、改めて思いやりの大切さを実感しました。(現代社会学科 1年 M.S)


 1回目の“イッテQ”よりも、今回の方が少し何を言っているのか聞き取れるようになりました。しかし、お題が12回目よりも難しくなっており、例えば「スターバックスの創立者」というお題では、「創立者」が出てこないため“first building”と別の言葉で表現しました。
 建物の場所がどこかを男性に聞いていたときに、別の女性が自ら声をかけてきてくれたことや、おばあちゃんにキャッチフレーズを聞いたときには、全く知らない人にまで話を聞いてくれたことなど、自分が思っている以上に親身に協力してくれる人がたくさんいました。
 質問をする時は、最初に声をかける“Excuse me”係になることが多かったのですが、勇気を持って、とまどわずに聞くことが大事だなと学びました。(環境構想学科 1年M.K)


 “日本語英語”に慣れていない人や、英語を学んでいる最中の人と話すのが慣れていないネイティヴの人と会話をするのは、話すのも聞くのも大変だと思った。
 いかに日本での今の環境が親切でやさしいのかが分かった。(人間心理学科 3H.M)

 
強制的に心が折られるアクティビティ。
 なぜ知らない?なぜ分からない?この街の人なのに、と感じました。でも、よく考えると、私も急に「日本の副大統領(副総理大臣)は誰?」「ちなみに1つ前は?」と聞かれても答えられない。
 わかる人に出会うまでが試練であり、何度も断られると心が折れる。しかし出会ってしまえば、あとは自分の表現力で答えに導けることに気づく。
 質問していいですか?時間ありますか?と聞くことは丁寧だが、相手に“No”の選択肢を与えることになる。
 それならば、さりげなくあいさつして本題にはいることも大切かもしれない。
(環境構想学科 3C.N)


 今回の“イッテQ”で印象に残ったのは、お題のホテルを探している時に質問した通行人が、ホテルが何ブロック先にあるのかを、指の本数で教えてくれた事です。初めは警察官に質問したのですが、あまりにも雑な説明だと感じました。その後質問をした通行人の人が、後から私たちを追いかけ、きちんと説明してくれたことに感動しました。    (環境構想学科 3A.N)


 最後は難易度が高くて、全問クリアできなかったのが悔しかった。
 1回目と2回目は自分から積極的に声を掛け、ジェスチャーやいろいろな単語を使ってどうにか頑張って質問しました。やっと3回目で、まともな文章を作って質問できたような気がする。
 本屋さんを探していて何人かに聞いてもわからなかった時、「どうしたの?」と声を掛けてもらい、親切に教えていただいた。
 
最終回にして人の温かさに触れ、ほっこりした。(子ども学科 2Y.O)

マイクロソフト本社見学ツアーにて

マイクロソフト本社見学ツアーにて

 学生たちは、16日間の研修の中で、生まれて初めて言葉の壁や文化の違いに戸惑い、何度も心が折れかけたようです。しかし、それぞれがその試練を乗り越え、一回りも二回りも大きく強く成長しました。
 帰国後は報告会を開き、シアトルで実際に体験し吸収してきたことを他学生へ発信しました。国際的に視野が広がった学生の個性やユーモアの溢れる報告会の様子は、今後ホームページでお伝えします!

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