【国際交流】シアトル語学研修報告第2弾!
2018/01/23
8月19日(土)~9月3日(日)まで、16日間に渡り行われたシアトル語学研修。10名の学生が参加し、アメリカのシアトルにおいて、ホームステイをしながら語学学校に通います。
初めての海外での授業、そして日本語が通じないという環境。この新鮮な環境の中で、日米の英語教育の違いをどのように体験し感じたのでしょうか?
■授業の様子
シアトル語学研修の期間中、午前中はカプランインターナショナルイングリッシュという語学学校へ通います。レベル別のテストを受け、様々な国から来ている留学生と一緒のクラスで英語漬けの授業を受けます。
授業だけではなく宿題もありますが、学生同士で話し合って授業に臨む様子も見られました。(写真上)
クラスの座席の位置は教室の前に向かって「コ」の字型になっており、学生からの発言を積極的に促す工夫が見られます。(写真下)
■学生が感じた日本の英語教育との特徴と相違点
カプラン語学学校での授業から、学生は日本での英語教育との特徴や相違点を考えました。
・レベル別で少人数制のクラス(15人以下)
・先生を含めた全員との関わりが多い参加型の授業であり、自分の考えを伝える場が多い
(例: グループに分かれて自分の意見を出しながら話し合う)
・グループ作成が毎回ランダムなので、様々な人と話す事ができる
・授業内容のトピックが終わるたびに、先生が生徒に、質問があるか確認する
・kaplan の授業では文法の説明をする時に、先生がクイズ形式で説明を行うため、不明な点はその時に
聞くことができる
・生徒自身で相手を探し、一対一でコミュニケーションを取らなければならない。また、ディスカッ
ションもするので、自分の意見がないと参加できない所がある
■ユニークな違い
・クイズ式の授業などで勝つと、お菓子がもらえる
・授業中に音楽を流している
・文法をそのまま覚えるというより、音で覚える感覚なので頭に入りやすい
・授業の途中で分からないことを遠慮なく聞いても、誰も嫌な顔もしない
授業の様子
■日本の英語教育へのアドバイス
語学学校での学びを通し、学生は日本の英語教育の在り方について考えました。
英語教育はどのようにあるべきか、学生の考えをご紹介します。
・文法を学ぶことよりも話す機会を増やし、口を慣らすことが必要だと思う
・一つ一つのクラスの生徒数を15人以下にするべきだと思う。15人以上だと、生徒がついて来ていない
ということに、先生が気づきにくいのではないだろうか
・人数を少なくする事で、質問もしやすくなる。生徒による質問から、先生がより詳しくその質問に答
える事で他の生徒も理解を深める事ができる。また、先生も生徒がどこでつまづいているのか気づく
事ができると思う。
・日本の学校でも自分の意見をきちんと考え、それを発表するという活動を行い、慣れたほうが良いと
思う。
授業後のミーティングの様子
次回は学生のテーマ別研修の感想をお伝えします!