【国際交流】台湾 弘光科技大学 サマープログラム報告 ☆5日目~7日目☆
2016/09/02
台湾の協定校である弘光科技大学で行われたサマープログラムに、尚絅学院大学の学生3名が参加しました。すでにプログラム期間が終了し、学生も無事に帰国しています。
今回は1回目の現地レポートに引き続き、5日目から7日目の様子を報告します。
■5日目:8月11日
5日目のスケジュールは、9時から12時まで中国語の授業、お昼休みを挟んで午後は台湾オペラの紹介と、「台湾オペラ」のメイクを仮面に描くという体験をしました。
中国語の授業では、前日の中国語による自己紹介の復習を行いました。簡単な自己紹介ですが、少しずつ発音やイントネーションに気を付けながら話すことができました。特に私は、他の学生たちに比べて中国語のレベルが不十分なため、同じグループの学生に聞いたり、教えてもらったりしながら、理解を深めることができました。中国語だけでなく、英語やコミュニケーションの力もつけることができていると感じます。
「台湾オペラ」では、メイクによってそのキャラクターがどんな役なのか、どんな意味があるのかについての説明を受けました。実際に自分でデザインを考えたり、色付けをしながら学生同士で見せ合ったりと、コミュニケーションをとることができました。どの国の学生とも、英語で話したり日本語を教えたり、中国語を教えてもらったりと言葉の交換をすることができ、良い学びとなっています。
授業後には大学の近くの飲食店街に台湾の学生と行きました。フライヌードルと豆花を食べて台湾の食文化を楽しみました。今回はあまり、長く外を出歩きませんでしたが、ここ何日か寮では台湾の学生が集まり、日本語の授業が毎晩始まります。みんな親切で、食事や外出など気にかけてくれます。色んな文化を知ることもでき、毎日驚きの連続です。 (N.S)
■6日目:8月12日
午前中の中国語では、How are you?に近い簡単な挨拶と自分の干支の言い方を学習しました。台湾では豚年というものが存在していて、日本でいうところの猪年です。さらに、辰年は幸運の象徴と言われていて、その年に生まれた人はラッキーだということも知ることができました。今回は、3時間とも座学ではなく、トランプと果物のカードを使ったゲームを多く取り入れていました。
これまで習ってきた中で、英語と日本語の両方に似ている文構造があると思いました。 「私は~です」や「私は~から来ました」などは英語に似ています。しかし、「これ/あれはなんですか?」の「What is this/that?」にあたる文は日本語の並びと同じでした。このようにほかの言語との共通点や異なる部分を見つけることができ、来週の授業もとても楽しみです。
午後からは切り紙と粘土細工のアクティビティでした。作り方はすべて中国語だったのですが、現地学生が英語に訳してくれる場面がありました。こうした何気ない場面でも、他の学生たちが多言語を話していることに刺激を受けています。
放課後はお土産を見に、バスで40分くらいの場所へ行きました。私は現地のデザインや服装に興味があったので、本屋でそのような種類の本を買いました。また、おかしな日本語が載っている本が売っており、現地学生に「どういう意味?」と聞かれ、説明に困ることもありました。 明日は初めての台北市内へと足を運びます。日頃の疲れを癒したいところですが、週末も朝から夕方までタイトなスケジュールなので、合間をみてゆっくり休めたらいいなと思いました。(E.T)
■7日目:8月13日
今日は朝からバスに乗り、台湾の首都・台北で1日を過ごしました。中国語の授業もなく、遠足気分なのかと思いきや、日々の疲れが抜けず移動中は寝てしまいました。
最初に訪れた「101」は高さ500mを超えるビルで、高い建物が立ち並ぶ台北でも一際目立っていました。全体像を写すためしゃがみこみ撮影をする人の姿は、スカイツリーを彷彿とさせました。ビルの中はショッピングモールとなっており、店内を見た後フードコートでランチを食べました。各国の料理が揃い、観光客に優しいメニューでした。
驚いたことは、飲食店だけでなく、フードコートでも食べ終わった食器を店員が片付けてくれることです。外食文化を感じる一場面でした。
「国立故宮博物館」は昨年に出来たばかりの新しい博物館で、エスカレーターやトイレなど一つ一つが先進的な作りになっていました。3階まであり、各階の展示だけでも膨大な数でした。既に観光地として確立されており、ツアー観光客で溢れていました。台湾の学生と書道で盛り上がったのですが、日本語の「しょどう」という発音は台湾語だとバットイメージな単語らしいので気をつけなくてはと思いました。
夕方は「淡水」という観光地に行き、夕食をとりながら回りました。まるで海のように広がる河川と夕焼け空はとても綺麗でした。ここではバイクよりも自転車の利用者が多く、人と屋台と自転車が溢れる賑やかな街でした。
台中では全く日本人を見かけませんでしたが、台北ではどこの場所でも見受けられ、私たち3人以外の日本語を久々に聞いて妙に新鮮な気持ちになりました。それだけこちらの生活に馴染んできたのかと思うと嬉しいです!ちょうど折り返し地点に入ったので残りの日程も大切にしていきたいです。(K.S)