【国際交流】台湾 弘光科技大学 サマープログラム学生報告 ☆初日~4日目☆
2016/08/17
尚絅学院大学の学生3名が、協定校である台湾の弘光科技大学で行われているサマープログラムに参加しています。今回は、学生から届いた現地リポートと写真を通じて、初日から4日目の様子を報告します。
このサマースクールには世界各国からの学生が集まっており、2人部屋の学生寮では、それぞれスペイン、台湾、香港の学生と過ごしています。大学でのプログラムに加えて、英語と中国語を使ってコミュニケーションをしながら、互いの文化などを紹介している様子をお届けします。
学生からの現地報告より
■8月7日・8日
7日は無事台湾に到着しました。移動時のタクシーがかなり速かったので、最初のカルチャーショックを受けました……。
8日は最初の大学登校日ということで、3人ともかなりドキドキでした。しかし、ホテルにつくなり、今回のプログラムに参加する学生にたくさん出会い、出国直前の不安が一気に吹き飛び、楽しさがこみ上げてきました。
ウェルカムパーティは突然の英語での自己紹介に戸惑ったものの、無事に終えることができ、弘光科技大学の紹介のビデオを見ました。
お昼は、私たちのまわりにたくさんの人が集まり、記念撮影大会が始まりました(笑)「日本語教えてー!!」「日本語で○○○は何ていうの?」とたくさんの質問を受け、お昼にも関わらずなかなか座れないという状況になりました。
午後からは、キャンパスツアーと「高美湿地」へと観光に行きました。風が強い中、実際に湿地に入り遊ぶ学生も見られました。屋台には変な日本語が書かれていたり、ムツゴロウの大きなモニュメントに驚いたりと初日から盛りだくさんのスケジュールでした。
夜は、科技大学の学生とご飯を食べました。お米も日本のものに近く食べやすかったです。とても美味しかったので、毎日が食べすぎないか心配です。(E.T)
■8月9日
今日から中国語の授業が始まりました。最初は発音の基礎からということでしたが、英語で中国語の説明を聞きとるだけで大変でした。しかし、各グループに中国語が得意なメンバーがいたことで、教えてもらったり、互いに発音を確認したりして自然に会話が弾みました。中国語の単語や数量を言うゲームではお互いの名前を指名し合ったため、ワイワイしながら名前や人柄を知るきっかけとなりました!
午後は台湾料理のシューマイとパイナップルケーキを作りました。シューマイの皮を型作るのが難しく、最後には、中身はシューマイ、型は餃子というものが出来上がりました。パイナップルケーキはどちらかというとクッキーに近く、なかにラズベリージャムの入った甘酸っぱい味です。
放課後は台湾の学生たちの案内で夜市に行きました。初めてのバス利用とマーケットはとても新鮮で、夜市は何より人とバイクの多さにびっくりしました。華やかさに目を奪われていると後ろや横からバイクが通り、気をつけなくてはいけないと思いました。小籠包を初めて食べ、本場の美味しさを感じました。
帰ってきてからは、部屋にみんなで集まり、日本から来た私たちのグループと、スペイン、台湾の学生たちとおしゃべりをしました。これまではまだどこか会話に緊張感がありましたが、今回はいつの間にか食文化や言葉をテーマに話していました。明日も朝ごはんと放課後の約束をし、次第に学生たちと仲が深まっていると感じました。(K.S)
■8月10日
本格的に授業が始まって2日目。午前中は中国語の授業で、最初は前日習った数字や果物など簡単な単語の発音を復習した後に自己紹介の練習をしました。名前、出身地、家族構成、好きなものなど初級者向けの文章でした。文の構造から、英語に似たものを感じました。新出単語の発音に苦戦しながらも、最後には一人ひとりが前で自己紹介をし、授業を終えました。
引率の稲澤先生が日本に帰られましたが、これまでは英語で聞き取れなかった部分を中国語で補ってもらっていた分、これからは3人で頑張っていかなければならないのだなと身が引き締まりました。
午後からは、台湾の文化についての学習でした。3人の周りには、常に台湾の学生がついていて、ことある事に「今先生が言っていたことわかった?あれはね……」というように、補助をしてくれました。この授業でわかったことは、台湾には仏教ともう一つの宗教が混ざっていることがわかりました。その証拠に、食べ物をはし渡ししている場面を何度か見ました。他にも、仙台の七夕と似ている文化があったり、緑茶と言っても台湾と日本では意味が違ったりと驚きの連続でした。
放課後は、デパートと台湾のオペラハウスを見に行きました。日本のUNIQLOやGUなど馴染みのブランドがあり、物価の違いを勉強することができました。昨日に引き続き、海外の学生が部屋に総勢9人もあつまり、地球の歩き方と會澤先生のゼミで使っている参考書を元に文化の違いを学習しました。日常会話も慣れてきた頃、語学と文化の違いを勉強することができて1日1日が濃く、楽しい時間を過ごしています。(N.S)