【国際交流リレーエッセイ 第80回】 夢の留学生活
2026/09/07
国際交流リレーエッセイ第80回目は、韓国の協定校での半年間の留学を終え帰国した賀澤 菜奈美さん(心理学類3年)による報告エッセイをお届けします。
私は2026年2月から7月まで韓国へ留学しました。
私にとってこの留学生活は人生初の海外であり、叶えたかった夢でもありました。今年から新しくなったという出国時の手続きに始まり、様々な面での不安を抱えながらも、その一方で、刻々と夢に近づいているという高揚感や期待感、夢に見た韓国生活に想像を膨らませ、言語化できない色んな感情が入り混じったまま、出国日当日を迎えました。
当日の空港では、大好きな先輩や大学の友人、留学にあたりお世話になった先生、さらにサプライズで地元の友人達までも留学前最後のお見送りにと空港まで足を運んでくれ、手作りのキーホルダーやお手紙、応援メッセージを受け取り、目にみえる優しさや温かさを感じながら空港内を後にしました。 韓国行きの飛行機に乗り、飛行機のエンジン音を聞いた時、本当に日本を離れるんだ、ずっと願っていた夢が叶うんだという思いが込み上げ、胸がいっぱいになりました。
離陸後の機内では母から初めてもらった手紙を読みました。読めば泣くということはわかっていましたが、手紙だからこそ深く伝わってくる母からの想い、出国日当日に感じたいろんな想いや感情にこらえていた涙が溢れてきました。今このエッセイを書きながらこの時の瞬間を振り返ると、この涙がこれからはじまる留学生活の大きな支えとなり、留学に対する決意と覚悟につながったのだと思います。
韓国に向かう飛行機から見た空
無事韓国へ入国、留学生活が始まってすぐ、順調にいって欲しいと願った気持ちとは裏腹に、トラブルやハプニングに巻き込まれることに。特に銀行口座にある日本円を韓国ATMからウォンとして引き出しができないというATMのトラブルには頭を悩まされました。韓国はカード決済が主流のため、このトラブルによって日常生活での不自由はほとんどありませんでしたが、初めての海外、大金を持ち歩くことに少し不安があった私は、これまでの先輩方の話を頼りに、留学生活開始時に収める必要のあった諸経費は現地のATMで引き出そうと考えていたため、現地での生活が始まったばかりの数日間、先生方や留学経験のある先輩方に解決法を求め相談をしたり、自身で調べたりしながら、問題解決のために動き回ることになりました。このトラブルは一見とてもマイナスな出来事に思えるのですが、このトラブルがあったことで、留学生活が始まって早々に外へアクティブに動くこととなり、初の異国の地に対する恐怖感や不安感が消え、現地の方との会話のハードルも一気に下がり、何より、物事を諦めずに主体的に行動にする力が自然と身についていきました。トラブルからの良い出会いもあり、「ピンチをチャンスに変える」という言葉がありますが、その言葉の通り、このトラブルがかえって初の海外という壁をあっさり破ってくれたと思います。
留学の思い出
3月に入ると、いよいよ韓国での大学生活が始まりました。今学期の留学生はTOPIK3級以上を取得していると、自動的に学部授業の履修ができるシステムになっており、私は留学生対象の科目を2科目、韓国人学生対象科目を2科目履修、さらに専攻している心理学の専門知識を深めたいと考え、開講科目のシラバスを確認し、関心のある科目の担当教授へ直接交渉をして聴講もしていました。心理学科目は内容の専門性が高いうえに、授業の進むスピードも早く、グループワークで話す会話の質も高いものとなっており、私の持っている韓国語能力以上の力が求められ、頭にある話したいことを韓国語へ変換できず、度々苦労しました。しかし、「自分の語学力に挑戦し、現地の方との交流を心がけ、自己成長を図る」という留学前に掲げた目標があったため、常に上を目指して取り組み続けました。結果、韓国語能力の上達だけでなく、帰国後も連絡を取り合うかけがえのない友人達にも出会い、さらにはすべての科目において良い成績を収めることもでき、目に見える成果としても大きな自信と成長を得ることができました。
学業面以外では、週に1度の日韓交流サークルへの参加をしたり、“韓国でしてみたかったこと”を達成するため、休みの日は基本的に外へ出て過ごしてみたりと、意識的に日々の疲れを癒すヒーリング旅や息抜きを取り入れるようにしていました。勉強と休息、このメリハリのある生活が留学生活を楽しむことができた秘訣だと考えています。
このエッセイをここまで読んでいただいた留学を志している方々、ぜひその夢の実現に向けて、強い意志と留学への目標を持ち、一歩挑戦する心を持って欲しいです。きっと皆さんにとってかけがいのない思い出になると思います。
韓国での留学生活は私にたくさんの影響や刺激を与え、人としても大きく成長させてくれました。そして、自分がしたいことに本気で向き合うきっかけをくれました。留学に「遅すぎる」ということはありません。一度きりの人生、好きなことや挑戦してみたいことに全力で向き合う方がきっと断然楽しいはずです。
強い意志と目標を持って、挑戦することが大事
最後になりますが、ここまで支えてくださったすべての方々、そしてずっとお礼が言えなくて後悔していた方へ、このエッセイを通じて、心からの感謝を伝えたいです。
私はあの頃から大好きだった韓国へ留学しました。夢、叶えました!