【国際交流リレーエッセイ第66回】韓国留学を終えて
2025/02/12
国際交流リレーエッセイ第66回目は、人文社会学類3年生の月永未来さんです。月永さんは、2024年2月から韓国の協定校、培材大学に約1年間留学しました。
約1年間の韓国留学を終え無事に日本に帰国しました。留学生活を思い返してみると本当にあっという間に時間が過ぎたように感じます。仙台空港から韓国に到着した時を昨日のことのように鮮明に覚えているのに、もう帰国して日本で生活していることが不思議です。
前期は語学堂に、後期は学部の授業を受けました。学部の授業は当たり前ですが全て韓国語で授業が進んでいき、単語を理解する前に授業が進んでいくのでついて行くのに必死でした。ですが、先生方も難しいところは優しくゆっくりと教えてくれるので楽しく勉強ができました。学部の授業では日本人の中村先生の授業もあるのですが、韓国人の学生もいる授業なのでその授業を通して韓国人の友達ができたり、韓国人の学生とコミュニケーションをとることができる授業だったので良い機会になりました。
授業が終わった後や休みの日は時間があったので友達とカフェに行ったり、服を見に行ったりしました。私たちが留学していた場所は韓国の大田というところなのですが、大田からソウルまでKTX(韓国高速鉄道)で2時間かからないぐらいで到着するのでソウルにもよく行きました。他には釜山と大邱にも遊びに行きました。韓国旅行をする時に大田や大邱はなかなか行かない地域だと思うので、留学中だからこそできる体験ができてよかったです。
大邱では私がずっと行ってみたかった韓国の市場に行きました。昔ながらのお店が多く存在していて、韓国らしい雰囲気が漂っていました。ご飯を食べる場所が多く存在していたのですが隣の店同士の幅がほぼなく、ご飯を食べ終わってお店を出る時は人にぶつかりながら外に出ました。お昼頃に行ったので、そこの市場でスジェビという温かいスープの中に餅が入ったものを食べました。韓国に留学に行く前からスジェビを食べてみたいと思っていたので、念願のスジェビを食べることができて嬉しかったです。
日本帰国が近づいてくると、早く日本に帰って日本料理を食べたいという気持ちと、韓国でしか食べられないものを食べたいという気持ちがありました。韓国で食べてみたかった食べものはスジェビ以外にもたくさんあったのですが、特にサンナクチという生きたタコのぶつ切りとユッケを食べてみたいと思っていました。帰国前にサンナクチを食べられるお店があったので友達とそのお店に食べに行きました。生きたタコのぶつ切りなのでタコが動いている状態で食べるのですが、少し怖さもありました。しかし食べてみると食感が良く、美味しく食べることができました。ユッケも人生で初めて食べたのですがすごく美味しくてびっくりしました。
初めての海外生活で慣れないこともたくさんありましたが、全てが新鮮でとても楽しかったです。この留学の思い出は一生忘れません。