尚絅学院大学

国際交流エッセイ リレーエッセイ

【国際交流リレーエッセイ 第61回】韓国留学の半年が経過して

2024/09/12

国際交流リレーエッセイ第61回目は、2024年2月から1年間韓国の協定校・培材大学に留学している人文社会学類3年生の留学体験談です。半年が経過した今だから思うこととは。

韓国留学の半年が経過して

2024年2月26日から韓国留学が始まった。
ずっと目標にしていた韓国留学。高校生の時に韓国へ留学することを決めた。その後は独学で勉強を始め、大学では韓国語の授業を受けながら資格取得にも励んだ。そんな大きな期待を抱いて始まった韓国留学。
韓国に到着しバスで大学まで向かうと、もう夜の8時を過ぎていた。初めて見る韓国の街は大学の近くということもありカフェや飲食店が多く、何よりも街中が韓国語で溢れていて圧倒された。これから頑張りたい気持ちと実際に韓国に来ることが出来た喜びでいっぱいだった。  


私は学部の授業を受けており、その授業は全て韓国語で行われる。
前期授業は歴史やビジネスなど内容も難しく、当初は授業について行くのがすごく大変だった。
しかし予習復習をしながら一生懸命取り組んでいるうちに授業内容が自然と理解できるようになり、勉強することへの楽しさを感じることが出来た。韓国語の勉強をするだけではなく、同時に韓国の歴史や文化、社会を学ぶことが出来たのがとてもいい経験であった。結果良い成績を残すことができ、今までの努力が目に見えるようになることで大きなやりがいを感じている。

私はピカピカというサークル活動に参加をして、多くの韓国人・日本人学生と交流した。自分から積極的に話しかけたり、会話もほぼ韓国語であったため、勉強になることや新しく教えてもらう場面もあった。また、先輩と関わる機会が多かったため、韓国語での敬語の使い方やマナーなどを覚えることも出来た。


韓国では日本に比べて交通費がとても安いため、友達と遠くに出かけてバスやタクシーを利用する機会が多かった。
また、カフェや飲食店が多く営業時間も長いため、カフェで夜まで勉強したり友達と楽しくご飯を食べることが出来た。大学の近くにあるトンカツ屋さんでは、トッポギやスンデ、キムチやナムルなどおかずが無料で食べ放題であるため、安いうえに沢山食べられるという利点がある。
また、今の時期日が沈むのが19時〜 20時というように暗くなるのが遅いため、街を散歩することも多かった。


そんな楽しい留学生活の中でも、やはり落ち込むことや言語の壁によるストレスが多かった。日本で異文化理解の授業を受けていたが、実際にありのままを受け入れることは難しく、お互い理解していく必要があるのだと改めて感じた。また、話の内容が分からなかったりついていけなかったりすると、自分の実力不足を感じて思い詰めてしまうこともある。しかし、周りと比べるのではなく自分の気持ちも大切にし、少しずつ成長していこうと考えている。自分を見失わずに、互いを理解する気持ちを持ちながら歩む姿勢が重要だと考えた。

既に留学してから150日が経過した。資格や授業面ではさらに高く目標を掲げ、前を向いてやりがいのある留学生活を送りたい。また、積極的に行動し現地の人と沢山交流をしながら、悔いのない留学生活となるように努力していきたい。


文社会学類3年 齋藤百優