尚絅学院大学

国際交流エッセイ リレーエッセイ

【国際交流リレーエッセイ 第56回】オーストラリア留学が始まりました

2024/06/20

国際交流リレーエッセイ第56回目は、2022年に協定を結んだオーストラリア・サザンクロス大学への協定留学第1号として留学を開始した人文社会学類3年生の投稿です。

オーストラリア留学が始まりました

オーストラリアにあるサザンクロス大学での授業が始まりました。
大学まではバスで通いますが、日本のバスとは異なりバス停のアナウンスが無いため、降りるバス停が近づいてきたらボタンを押します。慣れるまでは地図を見ながらの登下校が必須です。

留学前に写真では何度も見ていましたが、実際に大学から見える海はとてもきれいで、同時に本当にオーストラリアに来たのだと実感しました。


すでに私以外のクラスメイトは一カ月以上授業をともに受けていたらしく、その中に入っていくのは非常に不安でしたが、みんな親切に迎え入れてくれました。日本人学生がほとんどでしたが、授業中はもちろん休み時間でさえも英語で話しているのを目の当たりにし、私も早く追いつかなくてはという焦りを覚えました。
はじめの一週間は周りと自分との間にレベルの差を感じ、考え方がネガティブになっていました。何をするにもうまくいかず、留学という選択は果たしてあっていたのか何度も考えました。しかし、日が経つにつれて友達が増えたり、行動範囲が広がったりして徐々にその気持ちは薄れていきました。一カ月たった今は周りとの差を感じつつもそれを比べるのではなく、いい刺激にして自分のペースでレベルを上げていくことが大事だという考えを持つことができています。


今までの私は失敗を恐れて消極的になっていましたが、そうではなく、英語が分からなくてもとりあえず意思表示をするということがどれほど重要かに気付かされました。私のつたない英語でもクラスメイトや先生方、ホストファミリーはそれをくみ取って、「もしかしてこういうこと?」と言い直してくれます。
今までは英語を日本語で学んでいましたが、今は英語を英語で学んでいます。私は後者の方が記憶に残りやすく、理解が深まると感じています。留学中は大学の授業とは異なってインプットよりもアウトプットの機会が圧倒的に多いです。したがって、私の苦手なspeakingやpresentationのスキルについて毎日何かしらの成長を感じています。


再来週からはクラスがレベルアップし、授業内容も一段階難しくなります。学校の授業だけではなく、自宅学習にもより一層力を入れて頑張っていきたいと思います。

また、放課後や休日は友達と観光地を訪れたりイベントに参加したりしました。オーストラリアでは頻繁にイベントが開催されるので、いつも楽しみにしています。
限られた時間の中でここでしかできない経験をたくさんしていきたいです。


人文社会学類3年 千葉 瑚子