【国際交流リレーエッセイ 第24回】アメリカのホリデー体験
2020/01/27
国際交流リレーエッセイ第24回目は人間心理学科の浅井和輝さんです。浅井さんは8月から本学の協定校、アメリカワシントン州立オリンピックカレッジに1年間の交換留学中です。
私は去年の夏から留学をしており、アメリカでの行事やイベント、初めてのことが沢山ありました。
まず初めに10月31日にハロウィーンがありました。
近年日本でもハロウィーンが浸透してきましたが、本場のハロウィーンはやはり盛大で、ほとんどの家が玄関にお化けやジャックオーランタンなどの飾り付けをしており、街を歩いているだけでもとても楽しかったです。
私は授業でジャックオーランタンを作りました。
ジャックオーランタンを作りました
次に、11月第4木曜日にサンクスギビングデーがありました。
この日はアメリカの感謝祭の日で、多くの人が週末を家族と過ごし、ディナーにはターキー(七面鳥)を食べます。日本にはないホリデーですが、日本のお正月に似ていると思いました。
この日私は日本人の友達の家に行き、一緒にディナーを食べました。お互いにサンクスギビングデーが初めてだったので、あまり仕様がわかりませんでしたが、スーパーに行き、ターキー、ケーキ、その他自分たちが食べたいものを買い、感謝祭ということなので豪華なディナーをしました。
そしてその次の日には、ブラックフライデーと言う、一年で最も大きなセールがありました。
この日はあらゆるお店がセールを行っており、日本では考えられないような価格で沢山のものを安く買うことができます。私はこの日をとても楽しみにしていましたが、現地に住んでいる多くの人はブラックフライデーをあまり好きではないと言います、なぜなら大型スーパーやショッピングモールには目玉商品や安いものを目当てに、前日からお店の開店を待つ人で長蛇の列ができ、お店が開くと待っている人達が一斉に店内へ走り込みます。店内は多くの買い物客で溢れ返り、商品の取り合いなどが起こることもあるそうです。
そんなことを友人から聞き、行く前に少し不安にさせられましたが、当日は早起きをしてシアトルに買い物に行きました。とても沢山の人がいましたが、良い買い物ができました。
ブラックフライデーでにぎわうシアトル
そしてブラックフライデーも終わり、いよいよ12月、日本でもお馴染みのクリスマスになりました。
街は一気にクリスマス一色になり、冬が来たなぁと感じる光景でした。クリスマスはアメリカで最も大きなイベント、ホリデーです。日本ではイルミネーションをしている家、場所はそんなに多くはありませんが、アメリカではほとんどの家、お店、建物が飾り付けをし、街はとてもきらびやかで夜になるととても綺麗なイルミネーションを見ることができます。クリスマスシーズンのアメリカはとてもおすすめです!!
また、日本とアメリカ、その他の国でのクリスマスの違いにも驚きました。アメリカではクリスマスにケーキは食べませんし、夜寝る時にはミルクとクッキーをテーブルに置きサンタさんにあげるそうです。サンタさんが来ると、次の日に食べかけで残っているそうです。
中国では小さい子どもたちがクリスマスに先生や大人にリンゴを渡すそうです。
街はクリスマスイルミネーションに彩られます
このように一つのホリデーをとってもこんなに違いがあり、今まで日本で生きてきて常識だと思っていたことが他の国、人々からすると全く別のものであったり、その常識が通じないことがあります。そして、それは新たな文化を知るということでもあり、テレビやネットだけでは得ることのできない事実や経験を、ホリデーを通して得ることができました。