【国際交流リレーエッセイ 第16回】留学生活3か月を経過して
2019/07/09
国際交流リレーエッセイ第16回目は子ども学科の伊藤伸さんです。伊藤さんは4月から本学の協定校、アメリカワシントン州立オリンピックカレッジに交換留学中です。渡航から3か月、どのような発見があったのでしょうか。
留学生活3か月を経過して
私にとって今回の経験は人生初の海外生活・留学生活です。そのため、様々な違いを直に経験することができました。
正直なところ、アメリカの3か月は日本の3か月に比べて、とても長く感じました。なぜなら、公共交通機関や、カレッジの時間割などが日本に比べて、かなり異なっているからです。私は現在インテンシブイングリッシュクラス(IE)というクラスで基本英語を学んでいます。このクラスの時間割は9:00~12:50になっています。早い日には12:00にはクラスが終わります。基本的に、公共交通機関での移動がメインになり、移動時間も1時間2時間はあたりまえになってくるため、時間の流れが遅く感じます。
私は日本では友達と遊んだり、アルバイトをしたり、趣味に時間を割いたりと、忙しない日々を過ごしていたので、急な生活の変化に最初はかなり戸惑いました。時間の流れがゆっくりで、自分の時間を多く確保できるようになったため、自分についてや文化の違いなどについて見つめ直すことができました。
(左)シアトルはスターバックス発祥の地 (右)友人の卒業式
自分の経験から考えると、日本は家族とはいえ、大半の時間を個人で過ごすイメージです。子供の年齢が高くなるにつれさらに顕著になっていくような感じもします。一方アメリカでは、多くの時間を家族または友人も含めた集団で時間を共有しているイメージです。自分の滞在しているホストファミリーはあまりそういった傾向はありませんが、ほかのホストファミリーや、こちらで友達になった友人等は頻繁にホームパーティーのようなものを開催しています。
どっちが優れているという話ではありませんが、文化の違いからくる時間の使い方の違いを肌で感じることができました。
良い友人もできました
アメリカ・オリンピックカレッジより 子ども学科 伊藤 伸