山羊のともちゃんからのいただきもの 【環境デザイン教育研究センター】
2019/08/30
山羊の「ともちゃん」からお乳をもらって、いろいろ試してみています。
まずはそのまま
ともちゃんが3頭の子ヤギを産んだので、お乳が出るようになりました。子やぎ達の授乳がひと段落する頃から、本格的な搾乳を始めました。搾乳も初めての経験なので、試行錯誤。最終的には搾乳台を作ってともちゃんに中に入ってもらい、おいしい草木をいっぱい食べてもらっている間に搾乳するというスタイルで落ち着きました。1日500ccから1000ccほど搾乳し、ひとまず冷凍保存。しぼりたてを少し飲んでみたり、低温殺菌をして飲んでみたり。ヤギのお乳は「臭い」「独特のにおい」というイメージがあったのですが全くそんなことはなく、さらっとしていて場合によっては牛乳よりも飲みやすいぐらいでした。搾乳環境や食べ物に影響されるようです。
搾乳中~♪
まずはチーズでしょ
まずはチーズ作り。お酢やレモン汁などの酸を用いたレシピではなく、酵素(レンネット)を使ったレシピに挑戦。ふわふわの牛乳寒天のようなざる豆腐のようなチーズのもとができました。これもおいしいのですが、水抜きをしてカッテージチーズにして試食。比較のために牛乳でも作ってみましたが、山羊の方が若干クセがあるものの、コクやうまみが多いように思いました。
モッツアレラチーズに挑戦したのですが、あえなく失敗。ゴーダチーズを作るべく、現在熟成中です。さてどうなる?
チーズも結構簡単にできました
お菓子も外せない?!
山羊のお世話係「山羊会」のメンバーだった卒業生(2018年春卒業)の稚捺さんが遊びに来た時に、山羊乳をおすそ分けしました。早速アイスにしてみたらおいしかった!という報告をしてくれたので、負けずにこちらもアイス作成。シンプルに山羊乳と砂糖のみのシャーベットにしてみたら、ほんとにおいしい!もちろん多少のクセはありますがさっぱりおいしく食べられました。今度は生クリームを入れて見たり、砂糖の代わりにはちみつにしてみたり、いろいろアレンジしてみようと思います。プリンも作ってみたいですね。
アイスは卒業生の報告を受けチャレンジ!
山羊乳入り石鹸ってご存知ですか?
世の中には山羊乳入り石鹸がある!ということで、手作り石鹸に挑戦してみました。オリーブオイルを主原料とし、コールドプロセス製法で、kamenoki natural soapさんにアドバイスをいただいたり、あれやこれや調べながらの製作になりました。苛性ソーダの扱いさえ気をつければ難しい工程はありませんが、肝心の山羊乳をどれだけ入れることができるか、使用感はどんな感じかなど試行錯誤の連続です。
最終的には、ともちゃんの型が入ったせっけんになりました。お試しサイズのドーナッツ型、お徳用のパウンド型もあります。どれもこれもお菓子の型で作ったので、食べないように注意書きがいりそうです。
8月24,25日に多賀城市主催の「環境グルーヴフェス」に出展した際、お披露目しました。10月の大学祭にも出せるかな?
せっけんづくりの行程