尚絅学院大学

心理学類 在学生と卒業生に聞く

学群・学類制で学ぶ先輩たちのリアル

自分のなかに静かに眠る、まだ小さな「未来のカケラ」。

学生たちは、SHOKEIの学びを通して、その存在に気がついていきます。リアルな学びについて聞いてみました。


在学生

菅原 亜月さん
心理学類(岩手県 花巻南高校出身)

将来は多くの人々の
仲をつなぐ役割を担いたい

心理学類での学びを通して、他者との関わりをより強く意識するようになりました。他者の心理を完全に理解することはもちろん難しいのですが、心の動きを知ろうと自ら積極的に働きかけることで、洞察力が身についてきたようにも感じています。目標としているのは、公認心理師と臨床心理士の資格を取得すること。そのため大学院の臨床心理学コースに進学し、さらに専門的な学修や研究に取り組んでいきます。将来的には、多くの人々の仲をつなぐことのできるような仕事に就きたいと考えています。夢の実現に向けて、日々努力している最中です。


在学生

千葉 壮馬さん
心理学類(宮城県 東北学院榴ケ岡高校出身)

傾聴することの重要性
学んできた知識や経験を活かして貢献していきたい

支援の一つである傾聴の授業を通して、相手の話を聴く際は耳だけではなく、目や心も傾け、話し手の状況や感情に共感しながら理解し、受け止めることが大切であることを学びました。傾聴することで相手との信頼関係が構築しやすくなることはもちろん、自分自身を知り、精神的成長を促すきっかけにもなります。私は2023年度、課外活動団体「ボランティアチームTASKI」の代表を務めましたが、今後は、傾聴をはじめとした支援法や、活動を通して得られた経験を活かし、震災で被害を受けた方々の共助を大切にし、行政に働きかけながら公助を厚くしていく役割を担っていきたいです。


在学生

星 龍之介さん
心理学類(宮城県 角田高校出身)

相手の気持ちに
寄り添えるような警察官に

私には警察官になって地域に貢献するという夢があり、以前から犯罪心理学に興味を持っていました。心理学類を志望したのは、心理学的な視点から司法や犯罪について学べることに強く惹かれたからです。4年次でのゼミも、犯罪心理学を専門とする教員のもとで学びました。専門的な知識だけではなく、社会を守っていく上での心構えも醸成されました。念願叶い、卒業後は警察官として勤務します。多くの人と接する職業なので、日々の成長を常に意識しながら、大学で培った知識や経験を活かして、相手の気持ちに寄り添えるような警察官になりたいと思っています。

可能性の翼を広げて

それぞれの舞台で活躍する尚絅学院大学の卒業生。

以前にも増して多様性が重視される時代。生き方の可能性も大きく広がり続けています。

本学では、様々な分野に多才な人材を輩出してきました。

地域社会に貢献できる確かな力、夢をかなえる勇気を胸に飛び立った卒業生は、その個性を活かして活躍しています。

より良い明日をまっすぐ見据え努力を続けるしなやかな姿は、あなたの未来の姿ときっと重なることでしょう。


卒業生

髙森 菜摘さん
心理学類 2022年度卒業
(岩手県 北上翔南高校出身)

行動することにためらわず、
経験を深めて成長につなげてほしい。

心理学類での学びのなかで、支援を必要としている方々と直接関わる機会があり、柔軟な支援ができる公務員の道を考えるようになりました。当時学んだ心理学の幅広い知識はもとより、行政や福祉に関する知識なども、児童相談という現在の仕事を進めていく上でとても役立っています。大学生活では、自分が知りたい、やりたいと思ったら行動して、経験値をどんどん増やしていくことが大事だと思います。それは必ず成長につながります。

岩手県一関児童相談所 勤務
児童の心理療法や各種証明書の発行、一時保護児童の生活指導および学習指導に関する業務を担う。何かしら特性や問題を抱えた児童に向き合うため、常に児童に寄り添う気持ちを大事にしている。

卒業生

齋藤 朱里さん
心理学類 2022年度卒業
(青森県 弘前南高校出身)

大学院進学を決意したのは、
学びへの意欲と充実した環境のおかげ。

社会で働く方々をサポートする産業分野の心理士に興味があり、大学院に進学しました。講義を通して様々な心理学派と出会い、心理学を活かした職業に就きたい思いが強くなっていきました。進学を決意したのは、カウンセリングを行うには、より密度の濃い知識と経験が必要と考えたからです。先生方や友人に恵まれ、存分に心理学の勉強と自己研鑽に打ち込める尚絅学院大学の環境に心から満足しています。

2023年4月大学院総合人間科学研究科 心理学専攻入学
大学在学中より精神的に安心して過ごせる居場所のような感覚について研究。さらに研究を深めるため大学院に進学し現在、修士論文作成に向けて先行研究を読み進めている。

卒業生

滝浦 綾さん
人間心理学科 2019年度卒業/大学院総合人間科学研究科 心理学専攻 2021年度修了
(宮城県 小牛田農林高校出身)

多角的な学び、大学の力強いサポートが
背中を押してくれました。

心理学の専門的な学びや研究活動、学内外での実習を通した臨床的な学びなど、多角的な視点からの学びによって、心理の専門家としての軸をつくることができました。また尚絅学院大学の多様な専門性を持った先生方からも、ゼミや専攻の枠を超えて、多くの貴重な学びや気づきを得られました。新たな挑戦を力強く、後押ししてくださる教職員の方々に支えられて過ごした6年間は、まさに私の財産。改めて感謝の思いを抱いています。

医療法人社団蔵王会 精神科病院 仙南サナトリウム+勤務
大学院修了後、児童発達支援および放課後等デイサービス施設での児童指導員を経て、公認心理師の資格取得を機に2023年より現職。主に外来患者の心理検査業務に携わる。