尚絅学院大学

心理学類 在学生と卒業生に聞く

学群・学類制で学ぶ先輩たちのリアル

自分のなかに静かに眠る、まだ小さな「未来のカケラ」。

学生たちは、SHOKEIの学びを通して、その存在に気がついていきます。リアルな学びについて聞いてみました。


在学生

鈴木 稔望さん
心理学類(山形県 南陽高校出身)

卒業後は大学院へ進学
心理の専門家になることが目標

一見何も悩みがないように見える人でも、その人の本当の感情は外からは分からないし、私たちは自分自身の感情でさえはっきりと理解することは難しい。心というものは常時変化し、統合され、そしてまた分離していく、不安定なもの。だからこそおもしろく学び甲斐があることを、心理学類での講義や実習を通して感じています。私は将来、心理の専門職に就きたいと考え、本学の大学院への進学を決めました。進学後はより実践的な力を身につけ、知識や経験のみに偏ることなくクライエントを第一に考えた支援ができるよう努力を続けたいです。


在学生

佐々木 拓海さん
心理学類(宮城県 仙台東高校出身)

より「言葉選び」を意識
自分の想いを伝えるために

心理学類での学びを通して「人に自分の伝えたいことを伝える難しさ」を改めて考えさせられました。多様性という言葉が身近になり、認め合う流れがある中で、自分の主張を相手にどう伝えるのかなど、「言葉選び」を意識するようになりました。また、趣味である温泉巡りを通してホテルや旅館でのホスピタリティを体感したことをきっかけに、心理学類での学びを活かした自分なりのおもてなしが体現できるのではと考えるようになりました。相手の感情や様々な事象にあわせて行動し、唯一無二のホスピタリティを実践できるコンシェルジュを目指しています。


在学生

刈屋 快斗さん
心理学類(宮城県 名取高校出身)

心理学類だからこそ得られる
貴重な学びの機会

心理に関する専門科目以外にも、哲学や社会学、生命の科学といった科目を履修しています。様々な観点から心を眺め、考察することで、以前にも増して人の心の働きや変化について考えるようになりました。人の内外を幅広く理解できるのも、心理学類だからこそ得られる貴重な経験だと思います。目指しているのは病院心理士です。現場に出た際に自分を支えてくれるのは、それまで培ってきた知識と経験だと考えているので、その支柱を少しでも太く、多くできるようがんばっていきたいです。本学での充実した学びが、着実に自信を深めてくれていると感じています。

可能性の翼を広げて

それぞれの舞台で活躍する尚絅学院大学の卒業生。

以前にも増して多様性が重視される時代。生き方の可能性も大きく広がり続けています。

地域社会に貢献できる確かな力、夢をかなえる勇気を胸に飛び立った卒業生は、その個性を活かして活躍しています。


卒業生

阿部 優奈美さん
人間心理学科 2014年度卒業
(宮城県 蔵王高校出身)

幅広い学びで身につけた心理学の知識と
独自の感性、広い視野を活かして。

大学で身につけた心理学の知識を活かせる仕事として選んだのがクルマのディーラーです。クルマは高額商品であるため、よりお客様との関係性の構築が重要になります。そこに魅力を覚えました。在学中は心理学の専門分野を基礎・臨床ともに幅広く、深く学ぶことで独自の感性を養うことができたと思います。さらに4年間を通して専門性を深め、広い視野を持てるようになりました。良き師、良き友人にも恵まれ、大学の学びに改めて感謝しています。

福島トヨタ自動車株式会社 勤務
2店舗での営業、本部サービス部を経て、結婚を機に車両部配車センターに配属。各店舗スタッフから依頼された新車配送の計画から納車の段取りまで行っている。

卒業生

島田 彩加さん
人間心理学科 2019年度卒業
大学院心理学研究科 2021年度修了
(宮城県 宮城学院高校出身)

心理的な支援を必要としている
子どもたちの力になるために。

学生時代、福祉施設や病院での実習で小中学生と関わる機会があり、そのなかで自分が想像していた以上に心理的な支援を必要とする子どもが多いことを知りました。また、子どもが起こす問題行動には様々な要因があり、周囲の大人に正しい知識が必要であると気づかされました。これらの経験が、スクールカウンセラーを志すきっかけになりました。難しい仕事ですが、教職員のみなさんと情報交換しながら、自分にできることを着実に積み重ねるよう心がけています。

仙台市教育委員会 勤務
仙台市の小学校3校、中学校1校を担当。スクールカウンセラーとして、生徒や児童、保護者の心理面接や教職員へのコンサルテーションなどの業務を行っている。