尚絅学院大学

2024年3月18日に学位記授与式が礼拝堂で行われました。
またその後、心理学類集会が行われました。
心理学類長の渡部敦子教授から卒業される皆さんへのお祝いのメッセージを掲載いたします。
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皆さん、御卒業、誠におめでとうございます。
3月18日、心理学類生76名が、尚絅学院大から羽ばたいていくことになりました。

皆さんの4年間は、まさにコロナ禍と共にありました。何を学ぼう、どんな新しい体験をしよう、と希望にあふれていた皆さんを迎えたのは、コロナによる自粛生活でした。つらい思い、悔しい思い、残念な思い、色々な思いを抱えた学生生活でもあったと思います。
そのような中で、皆さんは、努力して学びを深めたり、人間関係を作ろうと取り組んだり、多くの努力を積み重ねてこられたと思います。そして、今日この日を迎えられたことに、敬意を表したいと存じます。また、皆さんを支えてきたご家族の皆様にも感謝を申し上げたいと思います。

皆さんは、心理学を学ぶなかで、人を支えるということについて何度も考えさせられたと思います。「助けて」と声を上げることが苦手な人、助けを受けることができない人がいること、あるいは自分自身が人を助けるのをためらってしまう時があること、そしてそういったことはなぜ生じるのか、ということも学んできたと思います。さらに、助けてほしい時はどうすればいいか、助けが足りない時に自分で自分をどうケアすればいいか、なども学んだのではないでしょうか。色々な人が世の中には居て、そしてそのことを理解し助け合う、そういうことができるような基本的な知識やものの考え方を私たち教員一同は提供してきたつもりです。

今後の人生では、心理学をどう生かして、よりよく生きていくかを考え、できれば実践していって頂きたいと思います。皆さんの今後のご活躍をお祈りして、私のあいさつとしたいと思います。
卒業おめでとう！