【心理学類】論文が英文雑誌に掲載されました
2023/09/19
心理学類の内田です。
私たちの研究「A Quantitative Study on Mental Health, Sleep Quality, and Quality of Life among Family Members of Patients With First-Episode Cancer（初発がん患者の家族における精神的健康、睡眠、QOLに関する量的研究）」が英文雑誌「Illness, Crisis & Loss」に掲載されました。
これまで、終末期のがん患者の家族、死別後の遺族の方の精神的健康に関する調査について論文発表してきましたが、本論文は初発のがん患者の家族を対象に調査を実施し、論文にまとめたものです。
がん患者の家族のうつの有病率は40%－60%であるという報告が多いのですが、初発段階である本研究の対象者においても同程度の水準を示しました。ステージは違えど、家族ががんを抱えることの精神的影響は少なからずあることを量的に明らかにしました。
論文に関する情報は下記からご確認いただけます。
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/10541373231201465
関連論文
Uchida T., Satake N., Takayama C., Uno A., Nakaho T., Inoue A., Saito H. (2022). The effects of bereavement time on the relationship between coping strategies and psychological distress. Journal of Social Work in End-of-Life & Palliative Care, 18, 235-251.
Uchida T., Satake N., Nakaho T., Inoue A., Saito H. (2018). Bereavement risk assessment of family caregivers of patients with cancer: Japanese version of the Bereavement Risk Assessment Tool. Palliative & Supportive Care, 17, 448-452.