【心理学類】宮城県こども総合センター心理学類実習
2023/09/19
心理学類では、公認心理師を目指し、選抜された学生10名に医療、福祉、司法、教育等の関係機関に実習に行っています。今回は医療分野の宮城県こども総合センターの実習報告です。10名を前期、後期に分けて実習に行っています。
宮城県こども総合センターのこども療育ディケア班と発達障害者支援班の責任者からお話を聞かせていただきました。
発達障害者支援班では、宮城県の発達障害児者支援体制について学び、当センターの役割と主な内容について詳しく学びました。宮城県ではペアレントプログラム(保護者の認知を肯定的に修正ことに焦点を当てた子育てプログラム)の啓発事業、実施者養成、講座講師認定研修や講座を受けた保護者がペアレント・メンターになって事業を展開している話が印象的でした。
こども療育ディケア班では、児童精神科に通院治療中の子どもたちが、小規模の集団(数人~10人程度)の中で理科、ものづくり、他者とのコミュニケーションづくり、簡単な調理、さまざまな音楽と楽器に触れる体験、軽運動ができる体験、みんなで畑作業や着物体験、一人ひとりにあった学習、季節の行事体験等の体験をして、情緒の安定を図ったり、社会性を身に着けたりしています。不登校気味の宮城県内(仙台市以外)の小中学校のこどもなら参加できます。とても個々にあった取り組みで保護者も安心になる取り組みと思いました。
参加学生5名も熱心に質疑しながら、こどもディケアセンター内の見学も行い、学びのある実習になりました。
(文責 心理学類 三好敏之 )