【授業紹介】知覚・認知心理学【心理学類】
2020/03/04
<科目名> 知覚・認知心理学 心理学類 1年後期
私たちが何かを見たり、聞いたり、感じたり、考えたりするとき、人は必ず認知力を使います。そうした意味で、認知とは骨格や筋肉や脳などのハードウェアにインストールされた「アプリケーション」のようなものです。アプリがないスマートフォンがただの文鎮となってしまうように、人に認知が備わっていないと私たちは考えたり感じたりすることができません。本講座では、いくつもの心のアプリの特徴を、(1)視覚、(2)感性、(3)感情、(4)記憶、(5)思考というトピックから解説しました。受講生の皆さんも最初はどんなに難しいことを学ぶのかと戦々恐々だったようですが、講義のなかで実際に実験を行ったり、研究の成果が自分たちの日常生活に結びつくのを知るにつれ、徐々に知覚・認知心理学の面白さに引き込まれていったように感じます。臨床心理や犯罪心理などの応用分野とは一味異なる、基礎的な心理学ワールドの面白さを是非ご堪能下さい。
(担当教員 池田和浩)