尚絅学院大学

学校教育学類 在学生と卒業生に聞く

学群・学類制で学ぶ先輩たちのリアル

自分のなかに静かに眠る、まだ小さな「未来のカケラ」。

学生たちは、SHOKEIの学びを通して、その存在に気がついていきます。リアルな学びについて聞いてみました。


在学生

長坂 絵さん
学校教育学類(宮城県 東北高校出身)

自らの考えを言語化することが
学びを深める一歩だと理解

多くの文学作品や古典作品に触れ、作者の考えや心情を読み解き、自分の考えを持つ力が身につきました。正しいか間違いかではなく、自分はどう感じたか、どう考えたかをしっかりと言語化することが、学びを深める一歩なのだと理解しました。また、模擬授業を通して、より良い学びを提供するためにはどんな工夫が必要かを考えるようにもなりました。在学中は、目標とする「生徒一人ひとりに誠実に向き合える国語科教員」になるため、より一層実践的に学んでいくとともに、ボランティア活動を通して多くの子どもたちと関わり、自分自身の成長につなげていきたいです。


在学生

松浦 友美さん
学校教育学類(宮城県 仙台東高校出身)

憧れの教師になるため
高校の先生の薦めで入学

教師を目指すようになったのは、小学生の時、習っていた水泳のコーチに精神的に救われた経験がきっかけです。私も教える立場で人の心を救いたいと考え、高校の先生の勧めもあり尚絅学院大学に入学しました。いつもとても親身に相談にのってくださる先生方に助けられながら、居心地のよい環境で日々学んでいます。どの授業も楽しいですが、特に印象深いのは体育の模擬授業です。生徒が運動していた時間、教員が指示していた時間、声がけの回数などをグラフ化したデータを客観的に把握することで、自分の行動を見つめ直すことができました。


在学生

渡辺 稔莉さん
学校教育学類(福島県 福島北高校出身)

特別支援教育の必要性を知り
学習支援活動に参加

学校教育学類では、小学校の教員免許の他にも中学校の保健体育や国語、特別支援の教員免許を取得することができ、それらの学びを通して、自分の強みを身につけられると思い、入学を決めました。今、関心を抱いているのは特別支援教育です。きっかけは、教師の手が届かず置いていかれたり、気がついてもらえない発達障害の子どもの状況を知ったことです。何か自分にできることはないかと考え、遠隔リモート学習支援の活動に参加するようになりました。この活動を通して、より様々な子どもと関わり、自分の知識や経験を広げていきたいと思っています。

可能性の翼を広げて

それぞれの舞台で活躍する尚絅学院大学の卒業生。

以前にも増して多様性が重視される時代。生き方の可能性も大きく広がり続けています。

本学では、様々な分野に多才な人材を輩出してきました。

地域社会に貢献できる確かな力、夢をかなえる勇気を胸に飛び立った卒業生は、その個性を活かして活躍しています。

より良い明日をまっすぐ見据え努力を続けるしなやかな姿は、あなたの未来の姿ときっと重なることでしょう。


卒業生

梅宮 純花さん
学校教育学類 2022年度卒業
(福島県 福島成蹊高校出身)

教員は子どもたちの“伴走者“。
ボランティア経験が活かされています。

在学中、主に力を入れていたのは、発達障害児や不登校児、被虐待児など、特別な支援を必要とする子どもへのリモート学習支援ボランティアです。所属する小池ゼミで作成した読み書き学習ソフトを用いて子どもたちを指導し、2年次の夏から卒業するまで取り組みました。教師としてまだまだ未熟な私ですが、子どもが何に困っていて、その背景にどんな要因があるのかに目を向けられるようになったことは、この経験があったからだと感じています。

福島県伊達郡桑折町立醸芳小学校 勤務
2学年の担任を受け持ち、児童から多くのことを学ぶ日々。放課後は校務分掌である体育部の業務や学級事務作業、保護者対応、翌日の授業準備などの他、研究授業も行う。

卒業生

會澤 健斗さん
学校教育学類 2022年度卒業
(宮城県 尚絅学院高校出身)

いつも自分を支えてくれる先生方や
仲間がいたから今がある。

在学中は何事にも興味を持って取り組むよう意識し、過ごしていました。そこで培った前向きな姿勢は、教員となった今も役立っています。またアットホームな雰囲気のある学類だったおかげで、仲間や先生方との関係を深めることができました。困ったときに相談できる人がすぐそばにいたことで、一人で悩みを抱え込むことがありませんでした。学生の挑戦を全力で応援してくださるサポート体制も、尚絅学院大学の大きな魅力だと感じます。

白石市立白石第一小学校 勤務
白石市立白石第一小学校教諭。2学年の担任を受け持つ。地域を知ることにも努め、地域の伝統的なイベントや清掃活動にも積極的に参加している。

卒業生

小野寺 優万さん
学校教育学類 2022年度卒業
(宮城県 仙台三桜高校出身)

教育学に限らず、幅広く学び、
児童の成長のために還元。

「教育しか学んでこなかった教員は、本当に教員と言えるのか?」という疑問を常に持ち続け、教育に限らず、他学類の講義履修、遠隔での学習支援、手話の勉強など、視野を広げるため、興味のあることへ貪欲に挑戦する大学生活でした。自分自身で時間を管理できる毎日があったからこそ、満足いくまで取り組めたのだと思います。4年間を通して見て、聞いて、学んだ体験すべてが、児童の成長のために還元できていると感じる今はとても充実しています。

名取市立閖上小中学校 勤務
名取市立閖上小中学校教諭。4学年の担任として、児童と一緒に国語や算数などの勉強はもちろん、宿題の採点やトラブルの仲裁など多忙な日々を過ごす。