【学校教育学類】地域の特別支援学校と連携したPBLの取組み(2)
2022/03/15
学校教育学類では、
前回に引き続き、
「知的障害教育論Ⅱ」の授業で実施した宮城県立
交流した子どもたちが次年度授業の中で取り組む活動の構想と教材づくりに挑戦しました。
特別支援学校では、「作業学習」という時間が設定されています。
ものづくりの活動等を通して、将来必要となる力の育成や社会とかかわる学習に取り組んでいます。
今回、現場の先生方からいただいた題材は、羊毛フェルトを使った製品の開発です。
学校で実際に使用している道具をお借りし、授業の中で基本的な使い方やフェルトボールの作り方を確認しました。
その後、グループに分かれて先生方から要望のあったウサギ(再来年の干支)のストラップとオリジナル製品の試作、
それらを製作、販売する学習活動の構想に取り組みました。
発表の際には、iPadを活用しました。
県内の教育委員会でも採用されている「ロイロ・ノート」というアプリを活用し、
動画も交えたプレゼンを作成しました。
遠隔でも資料の共有、編集が可能であり、ICT活用の面でも学びになったようです。
本格的な解説動画を作成したグループもあり、見ている学生からは思わず歓声が上がりました。
試作した製品や活動案は、全て現場の先生方にお届けし、参考になった点や課題点などのコメントをいただきました。
あくまで「製品」として販売できるものの質は、学生が想像していた以上に高かったようです。
今回は、物を通して教師の仕事のおもしろさや、苦労を学び取ることができたのではないかと思います。
名取支援学校との連携も3年目となり、いっそう内容が充実してきました。
次年度も、また新たな面での連携を深めていく予定です。
学生が製作した製品の一部