【学校教育学類】発達障害当事者の声に学ぶ(名取市民大学講座)
2020/11/04
10月25日(日)、本学地域連携交流プラザ(イオンモール名取内)にて、第1回名取市民大学講座が開催されました。
『発達障害を有する子どもの支援ー保護者とのインタビューに基づき理解を深めるー』と題し、
学校教育学類教員の小池・佐々木が担当しました。
前半は、障害者の権利に関する条約をめぐる世界の動向や発達障害の基本的な特性や支援に関する講義を行いました。
後半は、発達障害当事者とその保護者の方にご登壇いただき、インタビューを行いました。
当事者の視点での困り感や有効だった支援、保護者さんの子育てにおける悩みなど、
普段はなかなか聞くことのできない貴重なお話を聞く機会となりました。
こちらの講座は、学校教育学類で特別支援教育科目を履修している学生にもオンラインで同時配信しました。
今回は間接的ではありましたが、今後も地域の方と共に学ぶ機会の創出に取り組んでいければと考えています。
以下、学生からの感想を紹介します。
「当事者の声を聞くことがなかなかないので、とても貴重でした。教師になった時は、障害を持っている子どもたちの進路を一緒に考えなければいけないなと思いました。支援の方法などもお話の中で聞くことができたので、参考にして授業に取り組みたいと思いました。」
「当事者や保護者さんの貴重なお話を聞くことができ、とても良い機会になりました。保護者さんの話で「情報がない」と言っていたことを聞き、支援学校や支援学級、通級から発信するだけでなくそれ以外の場(小学校や中学校等)からも教育の仕組みや不安に思った際の窓口の案内が出来たら良いなと考えました。また学校で何をしていたか、どのように取り組んだか、具体的な話がたくさんあり、学校・教員・保護者・当事者・その他の児童生徒が積極的に情報を共有したり、協力しあっていたりしたのだということがよく分かりました。 」