【学校教育学類】福井ゼミ生の学びの振り返り
2025/03/28
「2年間の研究活動の振り返り」
本ゼミでは3年次に論文作成のための情報の収集と整理、大事なことを効率よく伝える方法を身に付けました。自分が研究したい内容に関する論文を参考に要約し、考察を加え、文章やスライドにまとめプレゼンを行います。この3年次の活動を経て4年次に本格的に卒業研究に取り組み、私はスポーツ現場での「心理的サポート」の重要性に着目し研究を行いました。先行研究を現場で活きるものにするということが大きなテーマでもあったので、まずスポーツメンタルトレーナーの資格取得に取り組みました。その中で実際に想定されるであろう場面から、状況を整理する方法の学びや、思考をマイナスからプラスに変換するための活動、声掛けなど様々な方向からのアプローチの方法を学びました。そして卒業論文の最後には、アンケートから出た考察をもとに、そのストレス場面での対応策の提案まで行うことが出来ました。今回研究したことを今後の学校現場で、児童生徒の悩みを整理、解決するための方法や、部活指導の際に選手たちにより良いパフォーマンスを発揮してもらえるよう実践していきたいと思います。
卒論発表会にて、研究発表を行う様子
研究の取り組みでは、先生からのご指導はもちろん、後輩のゼミ生とペアを組み、アンケート作成やデータの集計、考察のお手伝いをしてもらいました。3・4年生の合同ゼミというのは学類で唯一の活動だと思います。実際に合同ゼミを行い、後輩や他の学生とコミュニケーションを取りながら活動することで自分にはない視点に気づくことが多くあり、より広い視野で研究を行うことが出来ました。今回の卒業研究に携わって頂きました先生や後輩、アンケートにご協力くださいました方々に心から感謝したいです。
(大場和美)
ゼミの仲間たち
目標を見失わないことの大切さ~文武両道~
私は大学バレーで東北の一番になること、運動の指導ができる教員になるという目標を持って尚絅学院大学に入学しました。
勉強の面で達成できたことは、教員採用試験に合格できたことと卒業研究での学びです。教員採用試験では、部活動との両立でほかの人よりも時間のマネジメントが難しい中、優先順位を明確にし、早い時期からコツコツと勉強を始め試験に挑みました。卒業研究では、運動の知識の専門性を高めたいと思い「運動と睡眠の関係」をテーマに研究を行いました。睡眠の質が良くなると運動にどのような効果をもたらすのか気分調査を用いて調査したり、睡眠の質が良くなるための提案をしたり部活動に活かせる研究を行いました。
卒論発表会での発表の様子
部活動は大学生活で一番力を注ぎました。一つ上の先輩方が引退して、監督、コーチ、部員からの推薦で私は新チームの主将を務めることになりました。主将として言動でチームを鼓舞すること、勝つためにはどうすればいいのかバレーボールのことを考えない日はありませんでした。
春の東北リーグでは東北福祉大に負けてしまいましたが、秋の東北リーグではどこにも負けることがなく完全優勝をしました。また、個人としても最優秀選手賞をいただきました。何より嬉しかったのは、決勝でたくさんの応援が聞こえてすごく力になったことです。今まで努力してきたことが結果として表れたこと、応援してくれる方々に結果で恩返し出来て本当にうれしかったです。部活動を通して学んだこと、仲間と得た絆は一生の宝だと言えます。
部活動 大会でのプレーの様子
大学生活4年間を振りかえって、目標を達成するためには弛まぬ努力が必要なことを学びました。苦しくて逃げだしたくなる時もありましたが、目標を見失わずに努力し続け、いつも応援してくれている人の顔を思い出して乗り越えてきました。
私は4月から小学校の教員になります。大学で得た私の強みを生かし、児童の日常生活や人間性を豊かにできる教員になれるように日々精進してきたいです。
(菅井 彩矢)
東北秋リーグ優勝後 集合写真(下段中央)