【学校教育学類】 教育実習を間近に控えた学校授業見学─学校教育学類3年田村ゼミ
2022/07/25
田村ゼミ生の6人は、全員が「小学校」のほかに「中学国語」の教員免許取得を目指しています。
ゼミ発足当初から、小学校、中学校に赴き、「国語」の授業に特化し、参観をする計画がありました。ただ、従来の参観とは事情が異なり、先ずはこれまで学んできた「国語科教育法」を再確認すること、また、教育実習での参観実習に必要な内容をゼミで学んでおくこと、そして、あらかじめ参観する授業の教材を教えてもらい、事前に教材研究をして授業にのぞむことをゼミでは共有していました。もちろん、参観後の反省・検討にも十分な時間を設定しました。おそらく、各ゼミ生は、これからの教育実習(小学校・中学校)に向けて何かしらの手ごたえをつかみ取ったものと確信しています。
6月20日(月)午前。みどり台中学校では2年生の授業を参観。3時間扱いの単元の2、3時間目を参観しました。単元の流れを知るうえでいい勉強になりました。
6月27日(月)午前。ゆりが丘小学校では、1、2、4、6年の授業を分かれて参観。とくに1年生の授業を是非見たいというゼミ生の要望に応えていただきました。
下記の感想は、各ゼミ生が授業を参観した感想です。紙面の都合で短くまとめてありますが、もっと多くを書きたかったはずです。
最後になりますが、お忙しい中、本ゼミ生の願いをお引き受けいただきましたゆりが丘小学校、そしてみどり台中学校の校長先生をはじめとし教職員の皆様方にあつく御礼を申し上げます。
ゼミ生全員が教職に就き、学校という現場で先輩先生方の一助になれるよう指導するのがゼミ担当の責務と認識しております。
ゆりが丘小学校
1年生のクラス
これまで講義等で学んできたことを踏まえ、授業見学をすることができ、実習前の今の自分に足りないものを確認することができた。1年生で授業するにあたっては、話す際の声の大きさやスピード、視線を意識することで児童の興味関心を上手く引き出すことができ、45分間集中の途切れのない授業をすることができるのだ、との確信を持った。(S・T)
2年生のクラス
タブレットの利用など、ICTの活用が印象的な授業でした。児童への指示や助言が的確で、児童が安心して授業を受けられる環境だと思いました。前の時間に習ったことも取り入れられた授業で、大変勉強になりました。(M・H)
4年生のクラス
授業では、スクリーンを使った授業展開が特徴的で、相手の話をよく聞き、学びあっている児童の姿が多く見受けられました。児童の発言に対する問いかけが勉強になりました。(М・O)
6年生のクラス
今回の授業参観を通して、授業に対する気持ちの持ち方を考えることができた。授業の中で先生は、児童全員に発表の機会を与えるような意識を持っていた。児童全員が授業に参加するという気持ちを持つことは、授業に加え学級経営にもいい方向で影響すると考える。私も全員が参加できるような授業づくりをしていきたい。(G・W)
みどり台中学校
中学2年生のクラス
「短歌を創作する」授業内容でしたが、意見共有などはICT機器を使用して視覚化を図り、意見交流をしていました。視覚化することによって、耳で聞くだけでなく目で見ることで、理解を深めることができると理解しました。これからの教育現場では、ICT機器を使った授業が増えていくので、ICTについてもっと勉強していきます。(Y・S)
中学2年生のクラス
電子黒板を用いて全体共有を大切にされていることや生徒同士での助け合い、また生徒たちの主体性を大事になされている様子やお話をうかがうことができ、とても勉強になりました。今回の学びを活かし、教職を目指すものとしてより一層励んでいきます。(M・H)