尚絅学院大学

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【子ども学類】伝える力・調べる力を育てる授業:情報リテラシーとは

2025/08/07

尚絅学院大学では、入学したばかりの1年生前期に「情報リテラシー」という科目を置き、情報化社会に適用していくための基礎を学んでいます。
今回は、子ども学類の情報リテラシーを担当する兎澤聖先生より、授業の様子を紹介していただきました。

① 情報リテラシーとは?
 

尚絅学院大学では、大学での学びの基礎を築くために、1年次に「情報リテラシー」という科目を設置しています。授業では「調べる」「整理し、まとめる」「発表する」という一連のプロセスを通して、情報の扱い方を実践的に学びます。現代社会に不可欠な情報倫理や情報セキュリティ、プレゼンテーションスキルなども習得できる内容となっています。

 

② 第15回授業の取り組み:出身園の紹介プレゼンテーション
 

授業の最終回では、学生が自分の出身園(幼稚園・保育所・認定こども園など)を紹介するPowerPointスライドを作成し、8グループに分かれてZOOMで発表を行いました。出身園の思い出や教育方針、行事内容などを紹介し合いながら、情報整理・発信スキルとプレゼン能力を高める機会となりました。

③ 学生の感想ピックアップ(抜粋)
 

・「自分が通っていた幼稚園について、教育方針など初めて知ることもあり、今までとは違う視点でみれて楽しかったです。ほかの幼稚園や保育所と比較し、それぞれの良さがわかり、とても良い時間でした。」

 

・「当たり前に通っていた幼稚園に、羊の毛刈りや竹の流しそうめんなどの工夫があったと気づけて嬉しかったです。他の園のおむつ無償化や裸足保育なども興味深く、もっと調べたくなりました。」

 

・「はじめて会う人とも話ができて、お互いのスライドから個性や共通点を発見できました。伝統行事や幼少期の思い出を共有することで、新しい学びがありました。」

 

・「ZOOMの画面共有やマイク操作など、オンライン発表の実践が貴重な経験になりました。グループで協力して進めることで、不安も減り、自信につながりました。」

 

④ 学生の学びと成長:情報リテラシーの意義
 

この発表会を通して、学生たちは「自分の体験をわかりやすく人に伝える力」や「情報をうまくまとめて伝える工夫」を身につけることができました。
また、ZOOMを使って画面を共有しながら話すという発表方法を経験することで、オンラインでの伝え方やパソコンの操作に慣れるよい機会となりました。

他の人が紹介する園の特徴や行事、思い出を知ることで、自分の園との違いや共通点に気づくことができ、楽しく学びを深めることができました。
 

「情報リテラシー」の授業は、パソコンの使い方を覚えるだけでなく、人に伝える力や工夫する力を育てる、実践的で大切な学びの場です。 (文責:兎澤)

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