【子ども学類】親子教室に参加してきました(保育教材演習ゼミ)
2025/01/14
2024年12月6日(金)、地域の児童センターの親子教室に前田ゼミが参加しました。
昨年の10月に引き続き、将来保育者を目指す学生にとって、地域の子育て家庭の親子と交流する貴重な機会となりました。
親子教室に向けた取り組み(3年前田ゼミ活動)
みんなでごあいさつしました
前田ゼミは、元保育士の教員のもと、3年次は保育教材を研究し、4年次は保育に関する研究(論文執筆)を行う保育実践研究ゼミです。昨年2023年10月にも、大学近隣の公民館での保育教材の実践活動を紹介しましたが、今回は別の地域の親子教室に参加させていただきました。
対象は1〜2歳児のお子さんとその保護者です。学生たちは2人1組のペアになり、保育演習教材を保育書籍、インターネットやYouTube等から探し、作成しました。また、小さなお子さんでも分かりやすく、興味・関心が持てるよう、季節感を踏まえたり、演じ方を工夫をしました。
保育現場では、通常保育者一人で演じることが多いですが、前田ゼミではペアで行うことで、二人ならではの演じ方、見せ方、役割分担を行うことで、その教材の持つ魅力をより引き出すことをねらいとしています。そして何より、一緒に作ることを学生自身が楽しみながら、その教材をより好きになり、その結果子どもたちに楽しさが伝わることが重要だと考えておりますので、1年間通じてペア活動を取り入れております。
当日は8組16名の親子が参加してくださいました。
昨年は風邪などの体調不良が多く、参加されたご家庭が少なかったのですが、今回は登録しているほとんどのご家庭が参加してくださったとのことでした。ありがとうございます。
当日の発表演目
へんしんクレヨン(パネルシアター)
当日発表した内容は、以下の通りです。
当日配布したプログラム(演目や歌詞など)は下記に掲載しましたのでご参照ください。
1組目:どんな色が好き(スケッチブックシアター)・へんしんクレヨン(パネルシアター)
2組目:ワンツーパンツー(ラミネートシアター)
3組目:サンタさん(手遊び)・雪だるまになっちゃった(パネルシアター)
4組目:おおきなかぶ(エプロンシアター)
最後に:親子ふれあい遊び(おすわりやす・おふねはぎっちらこ・どんぐりころころ)
おおよそ30分程度のお時間でしたが、お子さんたちもお母さんたちもいろいろな保育教材を楽しんでくれました。児童センターの先生方から、いつもは落ち着かないお子さんも、今日は部屋を出て行かず、学生からの問いかけにも「あか!」などと答えていて、学生さんたちの教材がとても良かったこと、そして子どもたちのこの1年の成長を感じたとおっしゃっていただきました。
出し物が終わった後は、ブロックや人形などで自由に遊びました。ゆったりとした雰囲気の中で、お子さんやお母さんたちとお話ししたり、触れ合うことができました。
参加学生の感想
おおきなかぶ(エプロンシアター)
・二人一組で保育教材を使用しながら子どもたちと関わりましたが、実習だと一人だけということがほとんどですが、二人であるからこそできる掛け合いも行いながら実演することができる貴重な時間となりました。また、子どもたちとの掛け合いはないかもしれないと思っていましたが、歌や教材に合わせながら子どもたちとも掛け合いをすることができたので、私自身とても楽しく演じることができました。
・児童館で教材を実演でき、とても貴重な経験になりました。楽しんでもらえるか不安もありましたが、反応を示してくれる子どももおり、楽しんでいる様子が見れて嬉しかったです。今後も子どもたちに楽しんでもらえるような教材を作り、演じ方についてもっと勉強していきたいと思いました。
・教材発表を通して、親子がコミュニケーションを取っている様子が見られてとても嬉しかったです。また、ペアになって発表をする機会もあまりなかったので、2人ならではの工夫を凝らしながら良い発表ができたと思います。
・クリスマスのパネルシアターでは、子どもたちの笑顔や真剣な表情が印象的でした。歌に合わせて保護者の方々が手拍子をしてくださり、子どもたちも興味津々な姿を見せてくれて企画して良かったと感じ、心温まる時間を共有できました。
・子どもたちの前でパネルシアターを実演してみて、保護者の方も子どもたちも楽しみながら参加してくれてとても楽しかったです。保護者の方も、子どもたちも一緒になって触れ合い、遊ぶ機会があるというのは、保護者同士、子どもたち同士の交流に繋がると感じました。
・子どもたちや保護者の方々の前で教材の発表をするという機会があまりなかったため、とても緊張しました。しかし、目の前で親子が発表を楽しんでいる様子を見た時、ここに来れて良かった思いました。児童館の先生方にもたくさんのお褒めの言葉やアドバイスを頂き、今後も積極的にこのような活動を行なっていきたいと考えました。前田先生にも様々な面で協力して頂き、皆素晴らしい発表が出来ていたように感じます。この度は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
・児童館の発表では、とても貴重な経験をすることができました。年齢や発達に合わせて教材を選ぶことの重要さやものが谷を進める中での口調・抑揚を工夫することでより楽しめること、教材を始める前の導入でどれだけ期待感を高められるか、など様々な一工夫で子どもの興味関心が引き上げられることを学びました。特に、児童館の先生の読み聞かせでは、導入についてアンパンマンが好きそうな子が多いという点に着目して自然な流れを作ることがとても簡単そうにやっているけど難しいことをやっているな、と感じました。保護者の方と話す機会もあり、子育て観や子どもの成長について直接聴いて話をする時間ができてとても楽しかったです。教材を作って終わりになってしまったり、1人で練習するだけで子どもたちの前でいざやるとなると緊張してしまったりする中で、子どもだけでなく保護者も含めたはじめましての人の前で発表する機会があって本当によかったな、と思いました。今回の学びや経験を生かして、4年生での実習や家での模擬演習などに役立てたいと考えました。