【子ども学類】ユウゼミ学生が能登地域にボランティア参加してきました
2024/10/03
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。
ローマの信徒への手紙 12:15
この夏、能登地域(輪島市)に子ども学類3年生5人と行ってきました。
地震が起きて7カ月が過ぎても震災直後の姿のままでした。一般道や高速道路は凸凹で、急に迂回路ができており、大変危険で、車酔いをする学生もいました。
現地では、学生ボランティアによる仮設住宅の訪問(生活情報の提供と相談の受付のため)、浜の掃除(次のボランティア宿泊施設になるため)、住民のリクエストに応えること(近距離引っ越しのお手伝いや家の中の掃除等)を行ってきました。
仮設住宅に訪問した時、学生が宮城から来たことを伝えると、住人の方から「うちも元に戻れるのかなー」とお話されたそうです。実際、その学生の祖母は、東日本大震災で行方不明になったままだったので、すぐに答えられなかったそうです。しかし、この話を聞いた現地の方からは「きっと当時の小学生がこのように大きく(大学生と)なって、能登のためにボランティアで来ていることだけで、希望を感じたはずだ」といわれました。
私たちの力だけでは、気持ちがあっても、すぐ行動に移すことや物理的な面で支援を続けるには無理があるかもしれません。それでも、日本の国内で、忘れかけている能登のことを話題にしたり、現地に行って応援したりすることは、先に経験したこの地域(東北)に住んでいる私たちの使命だと改めて思いました。
【写真1】
ボランティアから帰ってきて2カ月が過ぎました。先日、大雨でまた大きな被害があったとニュースで知り、居ても立ってもいられなず、すぐさま現地に連絡してみました。
「被害は甚大で、言葉になりません。まだまだ被害の状況が分からない地域もあり、必要な物資もでてくると思います。その時は、ご協力頂けると助かります」と、返事が届きました。
できる事からやっていきたいと思います。10月12から13日、尚絅学院大学では、楽しい尚志祭が開かれます。ユウゼミでは、尚志祭を楽しみながら、「能登地域の方々が一日でも早くもとに戻れるように、笑顔が増えますように」と祈る気持ちで模擬店を開きます。募金活動も一緒に行います。活動の売り上げと、集められた募金はすべて能登地域にお送りする予定です。ぜひ、立ち寄ってください。
また、冬になる前にもう一度、行きたいと思っています。ぜひ、一緒にいきましょう!
写真1:現地は宿泊施設がなかったため、富来伝道所(羽咋教会)の礼拝堂の長椅子の下で雑魚寝をしました。
写真2:2日間活動一緒に活動をしてくれた北陸学院大学の皆様に、感謝申し上げます。
(文責:ユウ ジンボク)
【写真2】