【子ども学類】みんなの教材で遊ぼう−DISPLAY&PLAY&VOTE―
2024/07/01
幼稚園教諭の資格取得のために、幼稚園実習(教育実習)が4年次の9月に行われます。その実習に関連した授業として「教育実習指導(幼)」の科目があり、実習に臨むための事前指導や事後指導、これまでの学びを生かしながら実習の準備などを行なっています。
教材の先にある子どもの姿を想像して
今回は5月に実施した「みんなの教材で遊ぼう−DISPLAY&PLAY&VOTE」の授業の様子をご紹介します。
学生が課題として取り組んだ教材を展示し、全員の教材に触れたり、遊んだりしてみた後、教材に対するコメントを付箋に記して貼っていきました。それぞれの教材について、自分では思いつかない発想に感動したり、教材の先にある子どもの姿を想像したり、学生自身が楽しんだりしていました。その後、数人の学生が全員の前で実演を披露しました。
学生の感想より
l 教材研究を行ってみて、かぶるものが無く、一人につきひとつ必ず異なる教材があることから教材の幅はとても広いと改めて実感した。また、自分では思いつかないようなアイディアや、実際に手に取って遊んでみることで、教材の良さや面白さを再発見することができた。
l おもちゃ・教材をみんなで持ち寄ったので自分の知らないものにもたくさん出会うことができました。その中で、手の込んでいるスケッチブックシアターやパネルシアターも多く、頑張ろうと思える自分への刺激にもなりました。
l いつもは教材を作る際に本やインターネットでの写真をみて作ることが多いため、教材を実際に見て触れることで子どもの様子や保育でも用い方も想像しやすくなりました。遊び方を確認して自分が喜べるものや楽しいと思えるものを作ることができ、それを子どもに伝えられるよう工夫することが必要だと学びました。子どもが一緒に作れるもので身近にあるものから作ることで、制作活動だけでなく子どもの興味に沿って活動を展開することができるためこれからに活かしていきたいと思います。
l 教材について熱心に向き合っている人の作品は、一目見て「あ、これで遊びたい」と思うことが多かった。自分には思いつかないようなアイディアに触れることができ、教材製作のモチベーションが上がった。
l 演じ方によって伝わり方も変わってくると思い、自分だったらどのように演じるのか考えてワクワクしました。
l みんな子どもたちがどう楽しめるか、どうしたら見やすいかなど細かなところまで工夫されていてすごく学びになりました。子どもたちと一緒に楽しむ工夫の大切さに気がつかされました。どんな工夫で子どもたちの興味をひけるのかもっと自分で工夫しなくてはいけないなと思いました。
(文責:金野智津)