【子ども学類】土田先生の研究活動のご紹介
2024/02/21
子ども学類の器楽関係の授業を担当している土田定克先生(芸術・スポーツ部門)の研究活動をご紹介をします。
土田先生の著書が出版されました
「音楽は 演じて奏でるのではなく 溢れて奏でるもの」
心から音楽が溢れてくる時と、溢れてこない時がある。
いつも溢れてくるようにするにはどうすればよいか。
そんなことをずっと探し続けてきた成果が一冊の本にまとまった。
土田定克
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【土田先生からのメッセージ】
前期ピアノ試験の前日に3号館の廊下を歩いていたら、学校教育学類1年生のIさんに呼び止められた。「先生、あした本番なんですけど、緊張しないためにはどうしたらいいですか?」 なにせ手短に説明する必要があったので、ポイントを3つに絞って説明した。「人にどう思われるか気にしないこと。日頃から『いまここ』ですべきことに集中すること。つねに邪念を断ち切りながら内面生活を送ること」と。
そしてふと閃いた。そうだ、この問いを新刊書の「まえがき」に書こう。実際、この点で困っている学生は多いし、今までに何度も同じ質問を浴びてきたのだから……。
もしかしたら、この問いに対する回答としては高度すぎるかもしれないが、それでも本質的にこの問いへの回答にもなっている内容をまとめたものが一冊の本となった。『溢奏――ラフマニノフに聴く演奏の極意』。
本学図書館にも入れてもらう予定なので、良かったらぜひ手に取って読んでみてほしい。表紙をかざる立派な題字は、本学卒業生の書道家・相馬美希さん(2011年本学保育科卒)が心をこめて書いてくれた傑作。この表紙を見ているだけで、ピアノが上手に弾けそうな気がしてきてしまう。「奏」の字が、光に向かって飛び立っている。そんなふうに、いつも心の思いを奏でていきたい。
◆溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意 | 土田 定克 |本 | 通販 | Amazon
◆溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意 | 株式会社アルファベータブックス (alphabetabooks.com)
ラフマニノフ生誕150周年記念コンサートに出演
12月15日(金)、三田市総合文化センターで開催された「ラフマニノフ生誕150周年記念コンサートに出演されました。
【曲目】
第一部 ピアノ独奏
ラフマニノフ 哀歌 作品3-1
ラフマニノフ 6つの楽興の時
ラフマニノフ ヴォカリーズ
第二部 ウクライナのソプラノ歌手との共演
ラフマニノフ「リラの花」「ここは素晴らしい」「歌うな美しい人よ」
ロシア・ウクライナの歌曲
クリスマスの歌など
下記リンクより、演奏の様子が見られますので、ぜひご覧ください。
◆ラフマニノフ生誕150周年記念コンサート(Rachmaninoff 150th Anniversary Concert) 土田定克Tsuchida(P) ナターリア・コズローヴァKozlova(S)