【子ども学類】「尚絅の保育」の伝統をつなぐ
2023/12/04
2023年12月2日(土)、第47回子ども学類合唱コンクールが行われました。短期大学保育科時代から続く行事ですが、コロナのために中断され、4年ぶりに復活しました。どのクラスの演奏もステキで感動しました。そしてそこには、保育科時代から大事にしてきた学生同士、学生と教職員との「協同」を確認することができました。
曲を選び、練習を重ね、大勢の前で演奏するには仲間との協同が欠かせません。互いの演奏を聴き合い、大きな拍手で称え合うことで会場の空気を作ることも協同と言えます。準備にあたってきた実行委員会の働きは言うまでもありません。
保育は保育者同士、また、保育者と保護者との協同によって成り立っています。その担い手となる保育者の養成においては、専門的な知識や技能とともに、他者と協同する力をどう育むかが課題になります。合唱コンクールは授業ではありませんが、学生たちにとっては、合唱のすばらしさとともに他者との協同を経験する機会になっていると思います。
合唱コンクールの伝統をつなぐことは、子どもたちと共に、同僚と共に、保護者と共に、そして地域と共に歩む保育者の養成を大切にしてきた「尚絅の保育」の伝統をつなぐことでもあると思いました。
文責:杉山 弘子