尚絅学院大学

子ども学類 お知らせ

「総合的な探究の時間」の一環として高校生が来学

2022/11/07

 


 先日、「総合的な探究の時間」の一環として宮城県築館高等学校の生徒さん達4名と、その指導にあたられている先生が本学に来学されました。

 高等学校では、学習指導要領の改訂により「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」へと変わりました。「探究の時間」に変わったことで、「自己の生き方」に加えて「自己の在り方」を踏まえ、課題を発見し解決していく資質・能力の育成が求められるようになりました。すなわち、発見した課題を対象化して捉え、その解決策を考えるだけでなく、生徒自身も発見した課題に直面している者の一人として自己を捉えたうえで、課題解決を検討していくことが求められるようになったということかと思います。

 今回、来学された生徒さん達の探究の主なテーマは「幼稚園の教育方針について」ということでしたので、私の専門に近い法制度の思想的な観点から、日本における近代以降の教育目的の変遷について、幼稚園を中心に概要をお話しした上で、現在の学校教育法に定められている幼稚園の教育目的、そして、それを踏まえた現在の幼稚園教育要領の内容の特質について概説させていただきました。

 本学の授業内でも取り扱う内容の一部でしたので、若干難しかったかもしれません。ただし近年、幼児期の教育は一層重視されるようになってきています。また、来学された生徒さんたちが在学している宮城県築館高等学校の位置する宮城県栗原市は、公立の幼稚園が多くを占めるという特徴を有しており、その点でも地域的な実情を踏まえた重要な探究課題であると思われ、今後の展開が楽しみです。

 この度の取り組みが、生徒さんたちの今後の探究の一助となれば幸いです。(文責:金井)